肝炎対策事業

肝炎ウイルス検査について

国内の肝炎ウイルスの持続感染者は、B型が約110~120万人、C型が約90~130万人いると推定され、肝炎を発症している患者数はB型が約19万人、C型が約30万人と推定されています。

肝臓は「沈黙の臓器」ともいわれており、肝炎ウイルスに感染しても自覚症状がない場合が多く、適切な治療を行わないまま放置すると、肝硬変や肝がんといった、より重篤な病態に進行するおそれがあります。
現在では、適切な治療を受けることで、完治する場合や重症化を防止することができるようになってきています。
肝炎ウイルス検査は採血のみです。肝炎ウイルスを早期に発見し、早期に治療するため、1回は肝炎ウイルス検査を受診しましょう。

PDF形式を開きます肝炎ウイルス検査に関する啓発リーフレット(PDF形式 384キロバイト)

和歌山県が実施する肝炎ウイルス検査について

平成20年3月5日から肝炎ウイルス検査協力医療機関・県立保健所において、B型及びC型肝炎ウイルス検査を無料で実施しています。肝炎ウイルスを早期に発見し、早期に治療するため、1回は肝炎ウイルス検査を受診しましょう。(詳細はこちら:肝炎ウイルス検査事業について

(注意事項)市町村が実施する肝炎ウイルス検査については、お住まいの市町村へお問い合わせください。

和歌山県肝炎陽性者フォローアップ事業について

B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルス検査の結果が陽性であった方が、肝疾患専門医療機関を早期に受診し、早期に適切な治療を開始できるよう、必要なフォローアップや初回精密検査及び定期検査を受けた際の医療費の助成を行っています。 (詳細はこちら:和歌山県肝炎ウイルス陽性者フォローアップ事業について)

肝炎医療費助成事業について

肝硬変や肝がんの予防、健康の保持を目的として、B型及びC型ウイルス性肝炎に対する抗ウイルス治療(インターフェロン治療、インターフェロンフリー治療及び核酸アナログ製剤治療)の医療費の一部を助成しています。(詳細はこちら:肝炎治療に対する医療費助成について)

肝疾患診療センターの整備について

和歌山県では、2つの肝疾患診療連携拠点病院と、複数の肝疾患に関する専門医療機関を指定しています。(詳細はこちら:肝疾患診療体制の整備について)

和歌山県肝炎コーディネーターについて

和歌山県では、医療機関や保健所、市町村の担当窓口など、身近な場所に肝炎コーディネーターを配置し、肝炎ウイルス検査の受検促進の他、陽性の判定を受けた者や肝炎患者、その家族への情報提供などの支援をきめ細かく行うとともに、肝炎への理解を社会に広げる基盤を構築するため、「和歌山県肝炎医療コーディネーター」を認定しています。(詳細はこちら:和歌山県肝炎コーディネーターについて)

肝がん・重度肝硬変医療費助成について

和歌山県では、平成30年12月からB型肝炎ウイルス又はC型肝炎ウイルスによる肝がん・重度肝硬変患者の方の医療費助成(肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業)を実施しており、当該入院または通院医療に係る自己負担額が一定額を超えた月が過去12月において2月以上ある場合、3月目以降の医療費の一部を助成しています。(詳細はこちら:肝がん・重度肝硬変医療費助成について

肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業の指定医療機関について

肝炎ウイルスに起因する肝がん・重度肝硬変の方が医療費の助成を受けるためには、自己負担額の高額療養費を超える月が3か月目以降は、知事が指定する「指定医療機関」で対象となる医療を受ける必要があります。(詳細はこちら:肝がん・重度肝硬変治療特別促進事業の指定医療機関について
<医療機関の方へ>
和歌山県では肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業の指定医療機関を募集しております。
 

知って、肝炎プロジェクト(厚生労働省)

厚生労働省では、「肝炎対策の推進に関する基本的な指針」(平成23年5月16日策定、令和4年3月7日改正)に基づき、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、国民が肝炎への正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けた行動を促すため、多種多様な媒体を活用しての効果的な情報発信や民間企業との連携を通じた肝炎対策を展開し、肝炎総合対策を国民運動として推進しています。

お知らせ

(施行日)

令和5年度C型肝炎インターフェロンフリー治療に係る登録医の研修会について更新しました。
詳しくは肝炎医療費助成事業ページの下部をご覧ください。

令和5年3月22日

和歌山県肝炎治療特別促進事業における和歌山県登録医一覧を更新しました。

令和5年1月30日

令和4年度C型肝炎インターフェロンフリー治療に係る登録医の研修会は終了しました。
令和5年度の研修会は令和5年12月頃の開催を予定しています。

令和4年12月21日

令和4年度C型肝炎インターフェロンフリー治療に係る登録医の研修会について更新しました。

詳しくは肝炎医療費助成事業ページの下部をご覧ください。

令和4年8月24日

令和4年8月24日付けで、「使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正等について」(平成31年2月25日付け保医発0225第9号)の記の2の(5)エプクルーサ配合錠(一般名:ソホスブビル/ベルパタスビル配合剤)について、医薬品医療機器等法上の効能・効果等の変更に伴う留意事項の一部改正がありました。
これにより、全治療歴のないC型慢性肝炎ウイルス感染者又はC型代償性肝硬変患者への使用につきましても、肝炎治療特別促進事業における医療費助成の対象となります。

令和4年2月14日

令和3年度C型肝炎インターフェロンフリー治療に係る登録医の研修について更新しました。

詳しくは肝炎医療費助成事業ページの下部をご覧ください。

令和2年11月16日

令和元年度C型肝炎インターフェロンフリー治療に係る登録医の研修について更新しました。

詳しくは肝炎医療費助成事業ページの下部をご覧ください。

平成30年2月28日

平成30年2月16日から、セログループ2のC型慢性肝炎及びChild-Pugh Aの代償性肝硬変に対する「インターフェロンフリー治療(レジパスビル・ソホスブビル配合剤)」が、肝炎医療費の助成対象に適応拡大されました。

なお、インターフェロンフリー治療(レジパスビル・ソホスブビル配合剤)の適応拡大の経過措置として、平成30年3月31日までに申請を受理した場合、平成30年2月16日(保険適用日)まで遡及が可能です。

平成29年11月29日

平成29年11月22日から、C型慢性肝炎及びChild-Pugh Aの代償性肝硬変に対する「インターフェロンフリー治療(グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル配合剤)」が肝炎医療費の助成対象に追加されました。

なお、インターフェロンフリー治療(グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル配合剤)の経過措置として、平成30年3月31日までに申請を受理した場合、平成29年11月22日(保険適用日)まで遡及が可能です。

平成29年11月29日

平成29年11月22日から、C型慢性肝炎及びChild-Pugh Aの代償性肝硬変に対する「インターフェロンフリー治療(グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル配合剤)」が肝炎医療費の助成対象に追加されました。

なお、インターフェロンフリー治療(グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル配合剤)の経過措置として、平成30年3月31日までに申請を受理した場合、平成29年11月22日(保険適用日)まで遡及が可能です。

平成29年2月27日

平成29年4月から、核酸アナログ製材治療の更新申請において、診断書の代わりに検査内容及び治療内容がわかる資料の提出による申請も可となりました。従来どおり、診断書による申請も可能です。

詳しくは核酸アナログ製剤治療費助成の更新申請に係る手続きの簡素化について(PDF形式 240キロバイト)をご覧ください。

平成29年2月15日から、C型慢性肝疾患に対する「インターフェロンフリー治療(ダグラタスビル塩酸塩・アスナプレビル・ベクラブビル塩酸塩配合錠)」、B型慢性肝疾患「B型アナログ製剤治療(テノホビル アラフェナミドフマル塩酸錠)」が肝炎医療費の助成対象に追加されました。

なお、インターフェロンフリー治療(ダグラタスビル塩酸塩・アスナプレビル・ベクラブビル塩酸塩配合錠)及びアナログ製剤治療(テノホビル アラフェナミドフマル塩酸錠)」の経過措置として、平成29年3月31日までに申請を受理した場合、平成29年2月15日(保険適用日)まで遡及が可能です。

平成29年1月25日

C型肝炎治療薬「ハーボニーⓇ配合錠」の偽造品についての重要なお知らせ

今般、C型肝炎治療薬「ハーボニーⓇ配合錠」の偽造医薬品が流通し、調剤された事例が認められ、厚生労働省から下記のとおり通知が発出されました。
つきましては、各医療機関の医師、薬剤師、患者様におかれましては、安全かつ有効な肝疾患診療を確保する観点から、下記通知等の確認をお願いします。

平成28年12月5日

平成28年11月18日から、C型慢性肝疾患に対する「インターフェロンフリー治療(エルバスビル及びグラゾプレビル水和物)」が肝炎医療費の助成対象に追加されました。

なお、インターフェロンフリー治療(エルバスビル及びグラゾプレビル水和物)の経過措置として、平成29年3月31日までに申請を受理した場合、平成28年9月28日(保険適用日)まで遡及が可能です。

平成28年11月11日

C型肝炎インターフェロンフリー治療に係る研修会を実施します。詳しくは肝炎医療費助成事業ページの下部をご覧ください。

平成28年11月2日

平成28年9月28日から、C型慢性肝炎に対する「インターフェロンフリー治療(オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤及びリバビリン併用療法)」が肝炎医療費の助成対象に追加されました。

なお、インターフェロンフリー治療(オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤及びリバビリン併用療法)の経過措置として、平成29年3月31日までに申請を受理した場合、インターフェロンフリー初回治療に限り、平成28年9月28日(保険適用日)まで遡及が可能です。

B型肝炎訴訟について

平成23年6月28日、B型肝炎訴訟において、国と全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団の間で「基本合意書」が締結されました。また、平成24年1月13日から「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」が施行されました。これにより、裁判上の和解が成立した方に対しては、国からの給付金が支給されることになりました。

詳しい内容に関するお問い合わせ等は厚生労働省ホームページをご覧ください。

関連リンク

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