もうすぐ和歌山県で2回目の国体が開かれるのですね。私は愛知県豊橋市で生まれ、中学1年のときにサッカーを始めました。豊川市の高校、関東の大学へ進ん だあと、黒潮国体が開催された昭和46年に教員として和歌山県にやって来ました。黒潮国体では、教員の部で4位となり、以降、国体は、昭和54年まで9回 出場し、準優勝を2回経験しています。

また、関西リーグに参加したり、国体などで全国各地へ行き、サッカーを通じて多くの人と出会うことができました。

教員としては日高高校で3年、御坊商工高校（現紀央館高校）で7年、南部高校で1年半、サッカー部の指導に携わりました。当初、御坊・日高地方は、サッ カーが盛んではありませんでしたが、私の教え子たちが中心になって小学生のサッカーチームをつくったり、サッカーの普及に尽力してくれたおかげで、最近で はプロ選手が誕生したり、中学生の選抜チームが優勝するまでになりました。女子チームもできましたし、これまで取り組んできた成果が表れとてもうれしく 思っています。

和歌山に来て約半世紀。教員チームの当時の監督が「異国より　玉蹴り助っ人で　派遣され　この地に貢献し　足跡残す」という言葉を贈ってくれました。サッ カー、国体のおかげで多くの人とのつながりができ、妻とも結婚できました。紀の国わかやま国体でもたくさんの出会いがあることと思います。楽しみですし、 微力ですが大会を盛り上げることができればと思っています。大会の成功を願っております。