松尾 英雄 様

県立箕島高校男子ホッケー部監督

ホッケー王国和歌山の再建を

私が現役の頃は和歌山はホッケー王国でした。現役時代は箕島高校と天理大学でホッケー部のキャプテンを務め、日本代表として日の丸を付けることもできました。

黒潮国体に出場した時のことは今でも思い出に残っています。全国から8チームが箕島高校グラウンドに集い、地元の方々の声援を受けながら一生懸命に戦いました。大漁旗を持って応援に駆けつけてくれた漁師の皆さんは本当に心強かったですね。試合中は攻められっぱなしで、全身けいれんを起こしながらも必死に守りました。どれもこれもいい思い出です。

昨年は、県代表少年男子の監督を担当しました。本県は他県に比べて選手が少ないのが難点です。18人をフル活用できるほど選手層が厚くないため、選手交代がなかなかできません。そのためにもホッケーを小・中学校で普及させなければいけないと思っています。もっとホッケーを盛り上げていくため、今は小学校を中心に普及活動をしています。

国体は県民と選手が一体になって臨む大会。地域も活性化されます。県民の方に応援してもらうことで、選手の意識や気持ちも高ぶるでしょう。紀の国わかやま国体ではホッケー王国の再建を目指し、県代表に選ばれた選手には、県代表の誇りと自覚を胸に常に目標を持って挑んでほしいと思います。1つでも多く勝ち上がり、地元国体で総合優勝ができるよう選手を指導する側から期待しています。

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2015紀の国わかやま国体