岩橋 成充 様

 前紀美野町教育長

 岩橋 成充 様 ホッケー競技(成年男女)の会場となる「紀美野町スポーツ公園」

県民みんなで「ええとこやな~」と思ってもらえるような国体に

23歳で教員となり、小学校校長、旧野上町教育長、初代紀美野町教育長など務めさせていただき、47年間にわたって教育現場と地方教育行政にたずさわってきました。大事にしてきたのは、子どもが輝き大人が学び続けること。まちづくりは人づくりだと思います。

紀美野町では、紀の国わかやま国体の開催を見据え、平成21年に「紀美野町スポーツ公園」を整備しました。ここで練習してきた子どもたちが町に誇りを持ち、一人でも多くの子どもたちが世界の舞台で活躍してほしいという期待が込められています。

黒潮国体が開催された昭和46年当時、私はちょうど野上中学校で陸上部の顧問をしており、その縁から国体で審判を務めました。一流選手の競技を見て、その技術とレベルの高さに感動した記憶があります。スポーツに対する真摯な姿勢に「さすが一流」と思ったものです。開会式では、県民が一体となった式典や音楽パレードなど県民総参加のスポーツ振興に「国体って素晴らしいな」と思いました。二巡目となる紀の国わかやま国体でも、市町村住民が主体となり、国体を県民のものにすることが大切だと思います。「オール紀美野」「オール和歌山」で応援していきたいものです。

また、国体は、和歌山の魅力を全国に発信するチャンスです。和歌山には海、山、川の自然あふれる財産がたくさんあります。県民のホスピタリティを高め、訪れても、住んでも良いふるさと和歌山の魅力を、全国から和歌山を訪れる多くの方々にPRしてほしいと思います。

紀美野町は、ホッケー競技の会場地となっていますが、紀美野町ならでは「地場産品」をPRできる絶好の機会でもありますので、うまく観光振興にもつなげ、全国から訪れる方々に「ええとこやな~」と思ってもらえるような、そして、和歌山を元気にするような国体となることを期待しています。

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2015紀の国わかやま国体