松本 史明 選手

紀柔館所属

悔いを残さないよう精一杯頑張れ

中学、高校時代は柔道部に所属していました。社会人となり働き始めてからは柔道から遠ざかっていましたが、最近になり、また紀柔館で汗を流しています。

箕島中学に入学して部活をするのにごく自然に選んだのが柔道でした。ちょうど箕島中学・高校が連携して強い選手を育てようとしていた頃で、練習は厳しかったですが当時の県大会で優勝を果たすことができました。

箕島高校でも柔道を続け、60キロ級で県大会優勝、インターハイではベスト8まで勝ち進みました。当時の箕島高柔道部顧問の角田良寛先生の教えは「試合に勝つためには、日々の練習の積み重ねが最も重要」というのが信条で、怠け心から練習をさぼったりすると厳しく叱られました。しかし、その頃はとにかく練習をさぼりたくて、練習に出ないでよい方法はないかと常々考えていましたね。

4年前、あまりに太った自分の写真を見てこのままではいけないと切実に思い、ジョギングやトレーニングを始め、体がしぼられてきた頃、再び柔道着を持って道場を訪ねました。 練習に出る限りは選手でいたいと、2年前からは国体予選にも出場しています。今は試合中に本部席から「けがするぞ。気をつけて」の声がかかり、場がなごむこともしばしばあります。代表選手にはなれませんでしたが、気が付けば柔道が大好きな自分が自慢となっています。今年は仕事の都合で出場ができないかもしれませんが、練習は続けるつもりです。

これから活躍する若い選手たちには、その時代にしかできないことに打ち込み、あきらめずに続けてほしいです。後で悔いを残さないよう精一杯頑張れとエールを送りたいですね。

このページのトップに戻る

2015紀の国わかやま国体