脳脊髄液減少症の診療が可能な県内の医療機関について

平成28年度 和歌山県脳脊髄液減少症研修会の開催について

(補足)研修会は終了しました。たくさんの方のご参加、真にありがとうございました。

  1. 日時
    平成29年3月3日(金曜日) 午後2時から午後4時
  2. 場所
    和歌山県民文化会館
  3. 対象者
    医師をはじめとする医療従事者、教職員、行政職員 等
  4. 内容
    医療講演会
    講師 角谷整形外科病院 太田又夫 先生
    体験発表
    脳脊髄液減少症について(患者の立場から)
  5. 申込方法
    2月24日までに、別紙申込書を和歌山県福祉保健部医務課まで提出ください。
    (FAX 073-424-0425)
  6. 参加費
    無料
  7. 申込書等
    開催案内(ワード形式 23キロバイト)
    参加申込書(ワード形式 20キロバイト)

脳脊髄液減少症の診療が可能な県内の医療機関について

和歌山県では、平成20年に県医師会、県病院協会の協力を得て、県内の全病院に対して、脳脊髄液減少症の診療状況に関する調査を行い、脳脊髄液減少症の診療が可能な県内の医療機関一覧(公表することについて承諾)を掲載していましたが、県内での脳脊髄液減少症の診療状況をより詳細に把握するために、県内の全病院に加えて新たに脳神経外科、整形外科、神経内科、麻酔科のいずれかの診療科目を標榜している有床診療所に対しても、脳脊髄液減少症の診療状況に関する調査を行いました。
その結果、脳脊髄液減少症の診療を行っている、また、硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)療法を実施していると回答があり、公表することについて、承諾を得られた医療機関は次のとおりです。
ご利用にあたりましては、「ご利用上の注意」を必ずご覧ください。

[ご利用上の注意]

  1. この一覧表は、調査に対する回答があり、公表について同意をいただいた医療機関のみ掲載しています。
  2. 医療機関により、診療日、診療内容等が異なりますので、受診の際は事前に各医療機関にお問い合わせ願います。
  3. 治療方法につきましては、担当される医師とよくご相談ください。

平成30年4月現在

脳脊髄液減少症の診療が可能な医療機関一覧
医療機関名 所在地 電話番号 担当診療科 診療日
診療時間

ブラッドパッチ療法

実施の有無

ブラッドパッチ療法

保険適用

角谷整形外科病院 和歌山市吉田337 073-433-1161 麻酔科
  • 月曜日
  • 水曜日
  • 木曜日

午前9時半から午後12時半
午後3時から午後5時

対応可能

平成28年4月1日

日本赤十字社和歌山医療センター 和歌山市小松原通四丁目20番地 073-422-4171 麻酔科
  • 月曜日
  • 火曜日
  • 金曜日

午前9時から午前11時半

対応可能

平成28年4月1日

角谷リハビリテーション病院 和歌山市納定10-1 073-475-1230 脳神経外科
  • 水曜日
午前9時から午後12時
午後3時から午後5時

記載なし

記載なし

和歌山県立医科大学付属病院 和歌山市紀三井寺811-1 073-447-2300 麻酔
ペインクリニック科
  • 月曜日
  • 火曜日
  • 水曜日
  • 木曜日
  • 金曜日

午前9時から午前11時半

記載なし

記載なし

南和歌山医療センター 田辺市たきない町27-1 0739-26-7050 脳神経外科
  • 月曜日
  • 火曜日
  • 水曜日
  • 木曜日
  • 金曜日

午前8時半から午前11時

記載なし

記載なし

新宮市立医療センター 新宮市蜂伏18番7号 0735-31-3333 脳神経外科
  • 月曜日
  • 水曜日
  • 木曜日
  • 金曜日

午前9時から午前11時半

 記載なし

記載なし

脳脊髄液減少症について

脳脊髄液は、脳室内で産生され脳と脊髄の回りを循環することによって、脳や脊髄を守る働きをすると同時に、神経の活動によって産生される老廃物を取り除く役割を果たしています。
この脳脊髄液が持続的ないし断続的に漏れ出すことによって、脳脊髄液が減少し、頭痛、頸部痛、めまい、耳鳴りなど、さまざまな症状を引き起こす疾患を脳脊髄液減少症といいます。
脳脊髄液減少症の確定診断には、医師の診察のほか、画像診断によって脳脊髄液の漏出を確認することが最も信頼性の高い診断方法であるとされています。

厚生労働省へのリンク

硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)療法について

  1. 概要
    脳脊髄液が漏出している部分の硬膜外に自家血を注入し、血液と硬膜外腔 組織の癒着・器質化により髄液が漏れ出ている部分を閉鎖し、漏出を止めるもの。
  2. 手技等
    15から40ミリリットル程度の静脈採血を行う。硬膜外穿刺用の針を用いて、硬膜外穿刺を行い、自家血を注入する。
    腰椎穿刺後低髄液圧症と診断され硬膜外自家血注入療法で治療された患者のうち、全寛解77%、部分寛解19%、寛解せず4%であった。
    (ANES THESIOLOGY 95(2): 334-339, 2001)。

保険適用について

硬膜外自家血注入 800点
「算定の要件」
脳脊髄液の漏出が、関連学会の定めた診断基準において確実又は確定とされた者。

「施設基準の概要」

  • 脳神経外科、整形外科、神経内科、又は麻酔科について5年以上及び当該療養について1年以上の経験を有している常勤の医師が1名以上配置されていること。また当該医師は、当該療養を術者として実施する医師として3例以上の症例を実施していること。
  • 病床を有していること。
  • 脳神経外科又は整形外科の医師が配置されていない場合にあっては、脳神経外科又は整形外科の専門的知識及び技術を有する医師が配置された医療機関との連携体制を構築していること。

関連する団体へのリンク

認定NPO法人 脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(外部リンク)

脳脊髄液減少症関連ホームページ

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