発酵する金山寺味噌の表面
和 vol.58 【特集】

和歌山の発酵食

和歌山は、日本の発酵文化の源流ともいえる土地である。

中国から伝来、和歌山で製法を確立した金山寺味噌は、
やがて醤油の製法へ進化し、多彩な発酵食品の礎となった。

発酵文化は、豊かな自然に恵まれた環境の中で、清らかな水などの資源や
流通に適した地の利により、各産地で育まれてきた。

今も昔ながらの製法が受け継がれ、職人たちが発酵により生み出される
香りや味わいを技術と知恵で守りながら、磨き上げ続けている。