横山 恭治 様

シンガーソングライター

感謝の気持ちを忘れないで

前回の黒潮国体の頃はまだ子どもでした。しかし、子どもながらに町が活気にあふれていたことを覚えています。家の軒先には国旗を掲揚する為の金具が取り付けられたり、聖火ランナーのニュースを聞いたり、どこでもらったのか、家には黒潮国体の記念アルバムがありました。和歌山城の写真が表紙を彩り、誇らしげに「黒潮国体」の文字が躍っていたように思います。国体道路の存在は大人になってから知りましたが、黒潮国体の前と後ではずいぶんとインフラ整備も進んだものだと実感したものです。

さて、そんな私はと言うと国体とは関係ありませんでしたが、幼い頃から柔道をやっていました。今は音楽の道に進みましたが、柔道の「心技体」の精神は忘れる事なく、日々感謝の気持ちで音楽と接しています。

2015年に和歌山県で国体が開催されるというニュースは、子どもの頃を懐かしみ、初心に返らせてくれました。日々、技術を磨いてきた若者がここ和歌山に再び集う事が嬉しいですね。新たな情熱と息吹が新風を吹き込んでくれるものと信じています。

選手達にはスポーツを通じて学ぶことと共に、ここ和歌山の風光明媚な景色と温かい地元の方々との触れ合いを大切にして欲しいなと願います。それと、自身の努力だけではなく、多くの人達の支えがあったからこそこの晴れ舞台に立てているんだという感謝の気持ちを忘れないで欲しいです。きっと一生の思い出となるでしょうね。

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2015紀の国わかやま国体