阪田 武志 様

北出病院整形外科医長(日本体育協会公認スポーツドクター)

選手達を医療の面からサポートしていきたい

北出病院整形外科医として、スポーツ障害を抱える御坊・日高地方の児童、生徒を診察しています。大学の医学部に進学したとき、スポーツ整形の道に歩むきっかけになる出来事がありました。高校時代から故障を抱えていた右ひじの手術です。

ハンドボールを始めてすぐの高校1年のとき、右ひじを故障しました。大学1年になって手術を受けてようやく完治し、卒業まで続けることができました。この経験から、これからは自分自身が夢を持つアスリートをサポートしていきたい、そんな思いでこの道を選びました。

スポーツ障害は初期に治療すれば治る確率が高いですが、治療だけではなく、どのような動きをすれば故障を防げるかという予防活動にも取り組んでいます。昨年度は、高校生を対象に講演し、今後は、小・中学生にも対象を広げていきたいと思っています。治療した子ども達が活躍する姿を見ることが、この仕事の何よりの楽しみであり、やりがいでありますから。

私は、選手として全国レベルの舞台には立てませんでしたが、1995年から5年間、女子ハンドボール日本代表チームの帯同ドクターを務めました。この経験を生かし、紀の国わかやま国体でも選手を支えたいという思いは強く持っています。選手たちが本番で力を発揮できるよう、そして国体や世界を目指して頑張っている子ども達を、これからも医療の面からサポートしていきたいと思います。

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2015紀の国わかやま国体