芝田 安希 様

前東レ・アローズ女子バレーボール部主将

プロフィール
1981年1月6日生まれ。30歳。御坊市名田町出身。
名田小学校3年からバレーボールを始め、名田中学校、京都成安高校(現京都産業大学付属高校)を経て99年にユニチカフェニックスに入部。翌年、ユニチカ 休部に伴い東レアローズに移籍する。「タクト」の愛称で親しまれ、アタッカーとして活躍。08年に女子バレープレミアリーグ初優勝と日本選手権優勝の2冠 に貢献し主将に。以後リーグ3連覇を達成。10年に全日本代表候補に選出されるも辞退。同年5月に現役引退し、現在は社業に専念する。

一生懸命、はつらつとプレーを

バレーボールは小学校3年から始めました。楽しそうだったというのが理由でした。小中高校とキャプテンをやってきて、東レでもやらせていただきました。 キャプテンを任され、チームをまとめるにはどんな人間でないといけないかを考え、人に感謝することや周りへの気配りなども学びました。バレーボールを通じ て人間的に成長できたと思います。サブとしてプレーすることが多かったですが、だからこそ「まだ何もできていない」という自覚があり、お世話になった先生 や応援してくれる両親に対して「コートでいいプレーを見せることで恩返しを」という思いでずっとやってきました。

国体には、東レで滋賀県代表として4度出場し、優勝も経験しました。どのチームも自分たちの〝県〟を背負って戦うので独特の雰囲気がありました。地元の皆 さんの声援も温かくて気持ちよかったです。4年後に開催される紀の国わかやま国体で、私の地元御坊市がバレーボールの会場になっているのは嬉しいですね。 県代表として出場する選手には、一生懸命、はつらつとプレーしてほしいと思っています。

国体を目指す選手に伝えたいのは基礎の大切さ。パス、レシーブ、アタックといろんなプレーがありますが、基礎を怠ってはいけません。自分も経験しました が、スランプから立ち直るには原点に戻ることが一つの方法です。そのとき基礎がしっかりできているかどうかで違ってくるんです。

あとは声を出すこと。声を出すチームは、例え技術で勝てていなくてもいい結果を出せます。強いチームほど声が出て、声を出すタイミングも上手。ボールがきた時に声を出すことでお互いの連係がスムーズになるなどメリットがあるので、声を思いっきり出してほしいです。

将来は指導者になりたいと考えています。技術だけでなく、礼儀や思いやりなど人間として大事なものを持つ選手を育てたいです。

 

御坊市わがまちバレーボル教室で指導する芝田様 教室終了後、参加者とハイタッチ
(平成23年2月5日、御坊市立体育館にて)

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2015紀の国わかやま国体