小川 真由 様

  wbs和歌山放送 アナウンサー

小さいメディアの視点で人間ドラマ伝えたい

2009年のセンバツ甲子園に出場した箕島高野球部の取材を通して「スポーツ取材の楽しさを知った」という和歌山放送アナウンサー2年目の小川真由さん(25)。中学生のころから「ラジオっ子」。パーソナリティとリスナーが擬似的に1対1となれる空間が「好き」でラジオのアナウンサーになることが憧れだった。

出身は愛知県だが、大学が大阪だったことで近畿の放送局に就活。「地方の局の方が、何でも自分でできると思ったし、リスナーとの距離も近い」と和歌山放送へ。他のメディアが取り上げないことを伝えていく「小さいメディア」ならではの視点と機動力で精力的にまちへ出る。

箕島野球部の取材で「試合までの努力や苦労など人間ドラマも含めてスポーツなんだ」と感じた。選手だけでなく監督や家族、地域で応援する人たちの取材も重ね「スポーツって、選手を取り巻く人たちの力があって成り立っているんだ」ということも知った。「地元アナウンサーとしてしっかり応援したい」という地元国体では、選手を支える人たちの声も積極的にひろっていきたい。

国体の開催は「地元にとって大きい。和歌山の認知度もあがるし、元気になれるきっかけ」と期待する。その一方で開催まで6年を切りながら今ひとつ盛り上がりに欠ける現状には少し不安。「放送局だけが頑張ってもダメ。みんなで盛り上げていかないと」と県全体で気運を高める必要性を訴えながら「まずは2015年に国体がある、という空気を伝えていく力になりたい」と意気込む。

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2015紀の国わかやま国体