解毒用医薬品等について
国有ワクチン(抗毒素)について
国有ワクチン(抗毒素)とは、患者発生の予測ができないため需要の見込みが極めて困難であるものや、患者発生の頻度は少ないが国民の保健衛生上欠くことができないものとして、国が備蓄する解毒用医薬品のことをいいます。
国有ワクチン(抗毒素)については、緊急的に対応できるよう厚生労働省が買い上げ、全国9か所で備蓄されており、医療機関から供給依頼があった場合には、昭和26年8月6日薬発357号「国有ワクチン供給要領」に基づき供給が行われます。
国有ワクチン(抗毒素)の種類
品目 | 規格 | 価格(R6.4.1) |
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乾燥ガスえそウマ抗毒素 | 1本20ml | 906,362円 |
乾燥ジフテリアウマ抗毒素 | 1本10ml | 170,030円 |
乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン | 1本1ml | 11,478円 |
乾燥ボツリヌス抗毒素(ABEF型) | 1本20ml | 2,203,092円 |
乾燥ボツリヌスウマ抗毒素(E型) | 1本10ml | 276,405円 |
※供給依頼した国有ワクチン(抗毒素)は、原則返品できませんのでご留意ください。
※乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチンについては、一般流通しておりますので、まずは卸売販売業者にご確認ください。
国有ワクチン(抗毒素)の入手方法
国有ワクチン(抗毒素)の供給体制
1.国有ワクチン(抗毒素)の供給を希望する場合は、別添1に沿って県薬務課に国有ワクチン等供給依頼申請書(様式1)を提出してください。
2.国有ワクチン(抗毒素)を受領後、受領書(様式3)を県薬務課に提出してください。
3.国有ワクチン(抗毒素)を施用した後、施用の概要を国有ワクチン等施用概要報告書(様式2)により県薬務課に報告してください。
4.その後、県薬務課から購入代金の支払い方法を連絡します。
なお、重篤患者が発生し緊急に対応する必要がある場合は、県薬務課に連絡した上で医療機関から直接、国有ワクチン(抗毒素)の保管場所(別添2)に供給を依頼しても差し支えありません。その場合、国有ワクチン等供給依頼申請書(様式1)、国有ワクチン等施用概要報告書(様式2)、受領書(様式3)及び保管場所からの納品書の写しを後日、県薬務課に提出してください。納品書については、保管場所の所定の様式がない場合、国有ワクチン等納品(受領)書(様式4)を参考にしてください。
医療機関供給依頼様式
連絡先
平日(9時~17時45分) | 夜間・休日 |
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薬務課指導班 TEL 073-441-2663 FAX 073-433-7118 |
県庁代表電話(守衛室) TEL 073-432-4111 国有ワクチン(抗毒素)のことで、緊急で薬務課職員と連絡が取りたい旨伝えてください。 |
その他解毒用医薬品について
以下の解毒用医薬品の県内医療機関における保有状況についてはこちらをご確認ください。
●乾燥まむしウマ抗毒素
●破傷風関連(トキソイド等)
●亜硝酸アミル吸入液0.25ml(解毒用医薬品:シアン)
●バル筋注100mg(解毒用医薬品:ヒ素・水銀・鉛・銅・金・ビスマス・クロム・アンチモン)
●パム静注500mg(解毒用医薬品:有機りん剤)
●デトキソール静注2g(解毒用医薬品:シアン、ヒ素)
●ブライアン点滴静注1g(解毒用医薬品:鉛)
※令和6年6月時点ものです。受診の際には、必ず医療機関に事前にお問い合わせください。