平成29年度自己点検・自己評価の結果について

平成29年度自己点検・自己評価の結果について

平成30年3月

和歌山県立なぎ看護学校

1.自己点検・自己評価委員会

和歌山県立なぎ看護学校は、平成29年度の自己点検・自己評価を実施。学校長、副学校長及び専任教員による自己点検・自己評価委員会を開催し全職員が認識を深め、学校運営のあり方及び課題を共有する機会とした。

2.評価方法及び評価点数

カテゴリー1から9において評価を実施した。「当てはまる:3点」、「やや当てはまる:2点」、「当てはまらない:1点」として該当するそれぞれの項目(合計174項目)について評価し平均値を算出した。

  1. 教育理念・教育目的 2.8
  2. 教育目標 2.5
  3. 教育課程の経営 2.4
  4. 教授・学習・評価過程 2.7
  5. 経営・管理過程 2.4
  6. 入学 2.0
  7. 卒業・就業・進学 1.9
  8. 地域社会・国際交流 1.7
  9. 研究 1.5

3.現状

教育課程や経営・管理課程について科目構成の整合性や教育計画、単位履修の明示等はできている。教育理念、教育目標についても明示はできているが、教員の教育研究活動の充実について教員間での授業研究の在り方、業務の効率化など工夫が必要とされており、学生の状況、社会のニーズから卒業生の特性の妥当性について検討のうえ経営方針等を改めて示し共有していく必要性が見られた。また、さらに就職動向等について議論を深め、経営過程について人口減少を見据えた学生の確保が必要とされる状況である。

4.今後の取り組み

本校は、県下でも最南端に位置し東牟婁・新宮地域で唯一の看護専門学校であるという地域特性を踏まえ、この地域の医療や福祉に貢献する人材を育成するという目標を再確認していく。

カテゴリー7の卒業生の就業にかかる事項については、卒業後の活動等について個人情報の問題もあり全てを把握することは困難であるが、学校側との接点においてできる限りの把握につとめたい。また8にかかる事項についてオープンキャンパスや学校紹介のガイダンス等を通じた県立高校や地域社会との交流を深めることも必要である。

本委員会をはじめ運営会議において具体的な取組課題を整理し組織的・継続的に検討する中で学校経営方針に基づく長期的な視野に立った学校運営を実施していく必要がある。

学校運営のあり方及び課題を共有する中で、本校が目指すべき方向性は教育理念・教育目的から教育目標の中で示されているが、改めて学生とともに共有し一貫性を持って具体化する必要がある。

今後、より具体的な教育方法の見直しに活かし、人口減少や超高齢社会の進展が予測されるこの地域において、本校が担う地域医療を支えるための人材育成を進めていきたい。

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