令和2年度卒業式

令和3年3月1日(月)
 日差しうららかな春の到来に喜びを感じるこの良き日、3年生37名がなぎ看護学校を卒業し看護師としての新たな第一歩を踏み出しました。新型コロナウイルス感染症対策の特別措置法に基づく10都府県に発令した緊急事態宣言のうち、6府県については2月28日(日)をもって解除されましたが、依然新型コロナウイルス感染症は猛威をふるっており変異株による感染拡大も懸念されている社会情勢の中、なぎ看護学校においても感染予防対策を徹底し規模を縮小した中での式典となりました。
 今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、例年とは異なる授業・実習体制となったほか、様々な行事が規模縮小や中止になりました。看護学生として最後の年を送るに当たり戸惑いや不安が多い1年でしたが、様々な逆境を乗り越え無事に卒業式を迎えることができました。卒業生ひとりひとりが塩路喜英学校長から卒業証書を受けとったその表情は、3年間努力したことへの達成感と新たなスタートラインに立つことへの希望と期待感に満ちていました。これもこれまで御指導くださった講師の方々、各実習関係者の方々、患者様・ご家族様、御支援くださった保護者の皆様のおかげです。教職員一同心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 3年生の皆さん、御卒業おめでとうございます。4月から進学される方もいますが、皆さんの多くは医療現場で最前線に立ち看護師としての役割を担っていきます。医療を取り巻く環境は目まぐるしく変化し、少子高齢化が加速する中、医療や社会保障も大きく変化していきます。また、新型コロナウイルス感染症は予断を許さない状況が続いており、今後さらに医療・看護のニーズは高まる一方であるといえます。そんな状況において看護の仕事はやりがいを感じる職業ではありますが、人の命をあずかる責任を伴う過酷な職でもあります。時には戸惑いや困難な壁にぶつかることもあるでしょう。あるいは人間関係で悩む時もあると思います。そんな時は、なぎ看護学校で日々努力したことを思い出し乗り越えてほしいと思います。これから多忙な毎日になると思いますが、時々学校へ遊びに来てください。教職員一同いつでも学校で皆さんをお待ちしています。最後になりますが、地域医療に貢献し皆さんがそれぞれの道で活躍されることを心よりお祈りいたします。

               卒業式

このページの先頭へ