もの忘れ外来 認知症予防プログラム(ひだまりプログラム)

受診のご案内

もの忘れ外来は、最近もの忘れが増え「認知症ではないか」と悩んでいる方や、ご家族の認知症を心配されている方を対象としています。もの忘れには年齢的なものと認知症によるもの、またストレスやうつによるものなどがあります。

認知症は、記憶や判断力などの脳の働きに障害が起こり、日常生活が送れなくなる「脳の病気」です。早期に正確な診断と適切な治療をおこなうことがとても大切な病気です。

身近な方が、同じことばかり聞く、置き忘れやしまい忘れが目立つ、料理や買い物をしなくなった、以前はあった興味や関心がなくなったといった症状があるときにはご相談ください。

診療時間

初診:平日9:00~11:00にお越しください。

再診:担当医の外来診療日となります。

診療内容

医師の診察に加えて、頭部CT、長谷川式簡易認知機能スケール、必要に応じて血液検査などをおこないます。頭部CTは脳の萎縮や頭部の外傷・脳出血がないかを調べます。

長谷川式簡易認知機能スケールでは、様々な設問を通じて、記憶力や計算力、見当識などを調べます。

治療

認知症の進行を遅らせる薬を使うことや、認知症に伴う精神症状(抑うつ気分・不眠など)について対処します。

希望される方は、継続通院していただき、定期的に評価して、予防対策(ひだまりプログラム)・早期発見早期治療・社会資源の活用の相談などを行います。

※高齢者の運転免許に関する診断書

 運転免許証更新時に診断書の提出をもとめられる場合があります。この場合の診断書の作成も可能です。

認知症予防プログラム(ひだまりプログラム)

MCIってご存じですか?

MCIとは、正常な状態と認知症の中間であり、記憶力や注意力などの認知機能の低下がみられるものの、日常生活に支障をきたすほどではない状態をいいます。

MCIは、1年で約5%~15%の人が認知症に移行するといわれています。一方で、1年で約16%~41%の人は健常な状態に回復するといわれています。そのため、早期から認知症予防対策が重要であると考えられ、適切な対策を講じることで、健常な状態への回復や認知症への移行を遅らせることが期待できます。

ひだまりプログラムは、生活習慣や食事の改善、運動不足の解消、予防的活動を日々の暮らしに取り入れていくためのプログラムです。また、人とのつながりや憩いの場としても予防効果が期待できます。

日時:毎週月曜日(祝日、年末年始を除く) 13:30~(2時間程度)

予約制:予約受付時間 平日13:30~17:00 

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