麻しん(はしか)について

麻しん(はしか)について

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。

麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

麻しん(はしか)患者の発生について

 2018年の麻しん(はしか)の累積報告数は全国282人、和歌山県0人でした。2019年に入り、新宮保健所管内で4人(三重県の発生関連)、和歌山市保健所管内の医師から5人の患者の届出(内1名は岩出保健所管内在住)がありました。(平成31年3月5日現在)

 なお、和歌山市保健所管内からの届出の感染地域は大阪府、京都府内と推定されています。

 麻しん(はしか)患者の届出があった場合には保健所が調査を行い、接触者には発症の可能性のある期間は健康状況の調査を行います。

 ※ 大阪府での発生状況

   大阪健康安全基盤研究所ホームページ大阪で麻しんが急増しています 」(外部サイトを別ウインドウで開きます)

 ※ 平成31年1月10日以降、三重県において、麻しん患者数の増加が報告され、注意喚起を行っています。
   三重県ホームページ「麻しん(はしか)患者の発生について」(外部サイトを別ウインドウで開きます)

麻しん(はしか)の症状は

 感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。

 その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。近年は麻しん含有ワクチンの2回接種が行われ、麻しんに感染する方の人数は減っています。

麻しん(はしか) 予防方法は

 麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。

 また、定期接種の対象者だけではなく、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。

 麻しん含有ワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%以上の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。さらに、接種後年数の経過と共に、免疫が低下してきた人に対しては、2回目のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。

協力していただきたいこと

  ・国では、麻しん撲滅を目標としています。麻しんが1例でも保健所に報告された場合には、調査を行いますのでご協力をお願いします。
  ・周囲に感染をさせないために、麻しんと診断された場合や麻しんの人と接触後に風邪のような症状が出た場合は、医師の指示に従い自宅安静をしてください。
  ・感染拡大防止の観点から、麻しんを疑う症状がある方は、事前に医療機関に電話連絡し、受診してください。周囲に麻しん患者がいる場合や麻しんが流行している東南アジアなどの海外渡航歴等がある場合は、その旨、必ず医療機関に伝えてください。
 

「麻しん」を診断した医師は、直ちに届出をお願いします

   麻しんは、感染症法に基づく全数把握対象疾患です。麻しんと診断したすべての医師は、直ちに医療機関所在地の保健所に届出が必要です。

参考

その他、麻しん(はしか)に係る詳しい情報については国立感染症研究所をご覧ください(外部リンク)

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