山上 範子 様

りら創造芸術高等専修学校校長

良かったなあと思えるような国体に

私はとにかく運動が大好きです。小さな頃から走るのが得意で体育が好きな子でした。特に球技全般が好きで、中高生時代は軟式テニスをしていました。その後、ダンスにのめり込み、25歳の頃、堺市でダンスや舞台発表を行うダンスアートカンパニー「アルカ」を主宰しました。それからはずっとダンスの創作活動に携わっています。アルカのチームとして他府県で開催された国体のオープニングでダンスを踊った経験もあります。多くの団体が参加し、街をあげて盛り上がっていた記憶があり、今回の紀の国わかやま国体も大変楽しみにしています。

大変恐縮なことですが、長年の舞台作りの経験から、舞台作りと国体運営は共通する部分があると感じます。どちらも一人では絶対に実現できません。舞台は役者(国体なら選手ですね)だけでなく、音響や照明を担う人、チラシを配る人など多くの役割があり、陰でいろんな人が支えてくれています。私はそれぞれの立場の人が独り立ちしていないと、最高の舞台は創れないと考えています。それぞれの役割の人が互いに信頼感を持ち、個々の最高の力を出すことにより素晴らしい舞台になります。一つのプロジェクトチームとも言えると思います。

人と人とのつながりや絆を深めていく。私はこの過程がとても好きです。紀の国わかやま国体でも、多くの人が国体を成功させようと頑張ってくれていると思います。私もこの応援メッセージに参加させていただき、微力ですが仲間の一人になることができてうれしいです。多くの人を和歌山にお迎えするのが国体ですが、自分たちも来てくれた人も「ああ良かったなあ」と思えるような感動の場になってほしいですね。

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2015紀の国わかやま国体