小川 泰伸 様

和歌山市立東和中学校教諭 剣道部顧問

教え子との国体出場を

兄の影響で小学校1年生で初めて竹刀を握ってから剣道一筋でやってきました。高校3年生の時、なみはや国体(平成9年)の団体戦で大将として出場し、社会人になってからは、平成14年のよさこい高知国体以降3年連続、平成19年の秋田わか杉国体と、光栄にもこれまで5回の国体を経験しました。

国体では、先輩や先生方に同行し、学ぶことがたくさんありました。剣道は、若さがあれば勝てるというものではありません。年齢を重ねると若い時の機敏な動きとはまた違い、「気」のようなものが伝わってきて、剣道の奥深さを学ばせてもらいました。

そして、国体に参加して感じたのは、毎回地元の応援は特にすごいということ。国体は一種お祭り、フェスティバルの意味合いが強いものだと思っています。「紀の国わかやま国体」でも、地元からの声援は選手の大きな力になるでしょうね。また、今でも印象深いのは民泊です。県の選手団8人で受け入れ先の家庭にお世話になりましたが、食事も食べきれないほどの量が出てきたり、本当に温かい歓迎を受けました。

4年後の紀の国わかやま国体では、現在の中学生が高校生になり、少年の部の主力選手になってきます。中学生の国体強化練習のコーチとして携わっていますが、県の代表になれるのはほんの一握りの選手です。自分が指導した生徒がそういう選手になってくれれば、指導者冥利に尽きます。また、4年後は自分の年齢からすると、剣道では「中堅」の年齢になってくるので、もし教え子と一緒に国体に出場することができれば、最高の喜びですね。私自身も紀の国わかやま国体を盛り上げる和歌山県の一員として精一杯頑張り、代表に選ばれた選手の皆さんには、自分の力を大いに発揮できるよう期待しています。

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2015紀の国わかやま国体