小渕 伸二 様

40年前の黒潮国体で、陸上競技・男子教員の部三段跳びで15メートル59の大会新記録で優勝した新宮市在住の小渕伸二様。閉会式では和歌山県選手団を代表し、常陸宮殿下から天皇杯を授与される大役も務めた。

「元気な和歌山」を全国に発信してほしい地元和歌山の選手の活躍を期待

閉会式で常陸宮殿下から天皇杯を授与される小渕様
(壇上左)
(昭和46年10月29日、紀三井寺公園陸上競技場にて)

黒潮国体の当時は、「国体」という目標で子どもたちから年配の人まで県民が1つにまとまっていました。閉会式で天皇杯を授与された時も、その喜びは県民の皆さんと一緒に頂いたという重みを実感しました。

私自身、国体出場が決まった時から優勝を目指して練習に励みました。本番では6回の跳躍の内、5回目まで3位と振るわなかったのですが、そこに大学の恩師が鎌倉から駆けつけてくれスタンドからアドバイスしてくれました。その言葉に不思議と雑念が消え「やるだけやろう」と挑んだ最後の跳躍が新記録となり逆転優勝につながりました。

選手の指導には携わっていませんが、一昨年は奈良県で開催されたインターハイへも出かけていったほどで、今でも陸上競技はやっぱり気になっていますね。和歌山北高の九鬼選手や中尾選手の活躍も楽しみで、これからの飛躍を期待しています。

4年後の紀の国わかやま国体でも、県民みんなの力で「元気な和歌山」を全国に発信してほしいです。そして、和歌山県選手団の代表が、あの時の私のように天皇杯を授与される姿を見てみたいですね。

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2015紀の国わかやま国体