
今号の「和」題
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「北山川の筏流し技術」が林業遺産に認定
現在に伝わる全国唯一の例
日本で唯一の飛び地村・北山村に16世紀頃から伝わる「北山川の筏流し技術」が、伝統的な筏流しの姿を伝える全国唯一の例として、日本森林学会の林業遺産に登録されました。
豊臣秀吉が大坂城や伏見城築城の用材を求めたことを契機に、流域の木材産業が発展し、良質な木材が筏によって多量に搬出されました。
17世紀以降に、流送体制が確立し、北山川と十津川筋を合わせて「熊野川筏百万石」といわれた最盛期には、北山村の筏師は数百人に達し、筏による木材流送が地域の林業を支えていました。

昭和38年まで続いた木材流送は、近代化に伴いその役割を終えましたが、昭和54年に「北山川観光筏下り」として復活し保存・継承され、平成29年には県の無形民俗文化財にも指定されています。
熊野地域の林業の歴史と伝統を今に伝えていると評価された筏流し技術。美しい山々と北山川の景色も楽しめる観光筏下りは、毎年5~9月に運航され、国内外からの観光客に人気のアトラクションとなっています。
問い合わせ/北山村教育委員会
パンダ郵便ポストで新たなSmileを
アドベンチャーワールド
今春、アドベンチャーワールドに新たに登場したのは、パンダ型の郵便ポスト。高さ約1.7m、大人から子供まで大人気のジャイアントパンダの立ち姿をしているとあって、来園記念に手紙を出すだけでなく、新たなフォトスポットとしても人気を集めています。
アドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズは、2021年9月に白浜町と「サスティナブルSmile連携協定」を締結。地域課題の解決や持続可能なまちづくりに取り組み、Smile(しあわせ)溢れる明るい豊かな社会の実現を⽬指している。今回、産業・観光振興に関する取り組みの1つとして、白浜町がパンダ型の郵便ポストを制作し、日本郵便株式会社へ寄贈しました。現在、パンダ郵便ポストは、アドベンチャーワールド敷地内のお帰り口に設置されています。

この他、同園は循環型パークを目指した取り組みとして、パンダが食べない竹幹や食べ残した竹を活用した竹あかりやテーブルウェアの制作、規格外の地元農産物を動物の飼料にすることによる食品ロスの削減など、様々な取り組みを進めています。
問い合わせ/アドベンチャーワールド
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