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掲載内容

水害・土砂災害から身を守るために、地域にどのような危険性があるのか事前に知っておくことが重要です。
近年、大雨や短時間強雨の発生頻度が増加し、全国各地で毎年のように甚大な洪水被害が発生しています。
これまでは、河川整備において基本となる降雨を前提として洪水浸水想定区域図を作成、公表してきましたが、平成27年5月に水防法が改正され、想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域図を作成、公表することとなりました。

(平成24年6月梅雨前線)

(平成23年9月台風第12号)
県が管理する洪水予報河川と水位周知河川を合わせた20河川のうち、有田川などの7河川については平成31年2月に、古座川など13河川については令和2年2月に、想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域図を作成、公表しました。
なお、洪水浸水想定区域図は、対象河川の洪水に伴う氾濫を想定していますが、平成23年の紀伊半島大水害で発生したような土石流や流木に起因する河道閉塞による氾濫はその不確実性が高く、予測が困難であることから考慮していませんので、ご留意ください。
橋本川、和田川、亀の川、日方川、加茂川、有田川、広川、山田川、日高川、印南川、切目川、南部川、左会津川、富田川、日置川、周参見川、古座川、太田川、那智川、熊野川
(参考)国管理河川(4河川)
紀の川、貴志川、熊野川、市田川

把握しましょう
●浸水継続時間の情報
●家屋倒壊等氾濫想定区域の情報
和歌山県洪水浸水想定区域図のページへリンク

流域面積が大きく、氾濫すると相当な被害を生ずるおそれがある河川

洪水予報河川以外の河川で、氾濫すると相当な被害を生ずるおそれがある河川

県では、土砂災害のおそれのある箇所として、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の指定を行っています。
昨年度で基礎調査(2万1,879カ所)をすべて終え、今年度中に区域指定の完了をめざしています。基礎調査結果は、県ウェブサイトやお住まいの市町村などで確認できます。地域の土砂災害のおそれのある箇所を確認し、早期避難に役立ててください。
ご不明な点は県庁砂防課や振興局建設部へお問い合わせください。
区域の指定状況:1万9,156カ所(うち特別警戒区域1万7,401カ所)※令和2年4月21日現在

土砂災害が発生した場合に住民の生命または身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域

土砂災害が発生した場合に建物が損壊し、住民の生命または身体に著しい危害が生じるおそれがあると認められる区域



土砂災害が発生するときには、危険を知らせる前触れが起こることがあります。次のような現象が見られた場合は、直ちに安全な場所へ避難してください。
土石流 | 地すべり | がけ崩れ | |||||
・山鳴りや立木の裂ける音、石のぶつかりあう音が聞こえる
・川が濁って、流木が混じっている
・雨が降り続いているのに、川の水が減っている
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・地面にひび割れができる
・地面が陥没したり、隆起したりする
・沢や井戸の水が濁る
・斜面から水が吹き出す
・池や沼の水の量が急に変化する
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・がけからの水が濁る
・がけに亀裂が入る
・小石がぼろぼろ落ちてくる
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(2)雨量の情報や土砂災害警戒情報に注意する
(3)大雨時や土砂災害警戒情報などが発表されたときは、早めに近くの安全な場所に避難する
(4)夜間に大雨が予想されるときは、暗くなる前に避難する