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掲載内容



県政最前線 水害・土砂災害に備える 自分の身を守るために
問い合わせ:県庁河川課 電話073-441-3134
県庁砂防課 電話073-441-3171
日高川 椿山ダムの写真
日高川 椿山ダム

近年、地球温暖化の進行にともなって増加傾向にある台風や集中豪雨により、水害・土砂災害の発生リスクが高まっています。

本県においても、平成23年の紀伊半島大水害など、多発する集中豪雨などにより浸水被害、土砂災害が多数発生しています。

このような台風や集中豪雨による被害を軽減するため、県では、予算を増額して河川や土砂災害防止施設の整備を進めています。また、大雨が予測される場合に、ダムの水を事前に放流する協定を関西電力(株)と締結し、全国に先駆け実施するなど全力で取り組んでいます。

しかしながら、治水施設や土砂災害防止施設の強化を進めても、施設では防ぎきれない大洪水は必ず発生します。災害から身を守るためには、県民一人ひとりが「自らの命は自らが守る」という意識をもち、日頃から正しい知識と情報を得て、落ち着いて迅速な行動ができるよう備えることが大切です。

ダムの洪水調節
洪水調節
ダムに流れてくる水の一部を貯め、下流への放流量を調節することで安全に流下
貯める容量がある間は洪水の調節ができます 安全に流下 ダムのイラスト
大雨が続くと
異常洪水時防災操作
ダムが満水に近づくと、決壊を防ぐため流入量と同量の水を放流することになり、下流で大規模な浸水被害発生のおそれ
貯める容量を使い切ると洪水の調節ができません 大規模な浸水被害の発生 ダムのイラスト
事前放流
関西電力(株)の協力のもと
ダムが満水になるような大雨が予測される場合、事前に水位を低下させ容量を拡大
発電のための容量も洪水の調節に活用 下流に影響を与えない範囲で放流 ダムのイラスト
事前放流の対象となるダム
和歌山県管理:二川ダム、椿山ダム、七川ダム
関西電力(株)管理:殿山ダム
マーク ダムでは事前放流など洪水に対して備えていますが、異常な洪水が発生し、ダムが満水に近づくと、やむを得ず「異常洪水時防災操作」に移行し、下流で大規模な浸水被害が発生するおそれがあります。


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