奥 禎英 様

和歌山県体力開発センター体育指導員

県代表としての誇りを胸に羽ばたいてほしい

私にとって国体はインターハイなどの大会とは違い、県民が一つになって挑む「お祭り」のようなイメージがあります。4年後、各競技の代表に選ばれた選手の皆さんには、悔いの残らないように挑んでほしいと願っていますが、気負うことなく、とにかく大会を楽しんでほしいと思います。勝敗を意識し過ぎると本来のパフォーマンスが発揮できなかったり、楽しくなくなってしまいます。

特に子どもたちには、次の世代を担う選手として成長し、また、その次の世代に自分の学んだことを伝え、より和歌山のスポーツを活性化してほしいと思います。結果に満足したからといって自惚れることなく、常に精進を忘れず練習に取り組んでほしいと思います。

国体に出場できたとしても、自分一人の力ではないことも忘れないでほしいですね。仲間や家族など、周りのサポートがあってのことですから。東北地方や和歌山県では、震災や台風被害の影響で競技をやりたくてもやれない人がいること、また、国体に出場したくても出場できない人がいることを胸に刻み、日々の生活から真面目に取り組んでほしいと思います。そうすれば結果はついてくるものです。そして何より楽しく戦ってもらいたいです。県代表としての誇りを胸に羽ばたいてほしいと願います。

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2015紀の国わかやま国体