小山 竜矢 選手

県立日高高校弓道部3年生

国体でも日本一を目指したい

中学校の時は陸上をやっていたのですが、小さい頃から「歴史好き」ということもあって、伝統のある弓道に興味を持ち、高校に入学してすぐに、練習を見学して「楽しそう、おもしろそう」と感じたので入部を決めました。最初の1カ月間はあいさつなどの礼儀や弓を持つまでの 「立ち」、それに「射形」を学び、ゴールデンウイーク頃に初めて弓を射ることができました。初めて弓を放った瞬間は今でもはっきり覚えています。本当に気持ちいい感触でした。

弓道は、高校から始める人がほとんどで、スタートラインがみんな一緒。だから上を目指そうと思えば、とことん目指せると思います。才能じゃなくて、努力すればするほどうまくなる。それは自分でも実感できました。できなかったことが練習すればできるようになる。本当に気持ちがいいことです。

今年のインターハイ(弓道競技の部男子個人戦)では優勝することができましたが、まだまだやりたいことがたくさんあるので特に実感がわいてこないです。確かに自信にはなりましたが、それでも通過点と思っていますので、天狗にだけはならないように気をつけています。

これまで弓道をやってきて得たものはたくさんあります。弓道を通じて学んだあいさつや礼儀は、社会人になってもこれからの人生にも大きく役立ちます。大きな大会に出場し、集中力もかなりつきました。それに、高校に入学してから一緒に弓道をやってきた切っても切れない仲間との時間は、家族との時間よりも長く、自分たちで注意しあったりする中で絆が深くなりました。一生の友達ができたと思っています。

これから大学進学、警察官になるという目標に向かって頑張っていきたいと思っていますが、これからも弓道を続け、大学でも日本一を目指したいです。将来は、機会があれば国体にも出場して日本一を目指したいという気持ちはあります。努力した分だけ成長でき上を目指せる競技。高校から始める人でも国体出場は夢ではないので、興味のある人はチャレンジしてみてほしいですね。

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2015紀の国わかやま国体