実家の前が道場だったのがきっかけで、小学1年生から柔道を始め、大学4年生まで16年間続けました。高校3年生の時は今よりも20キロ以上体重がありました。

高校生の頃は、クラブ活動をしていない友達を見て「なんでこんなにしんどい練習をしてるんやろ」と挫折しそうになったこともありましたが、色んな大会で常に上を目指してきたことで続けられたんだと思います。

忘れられない試合はたくさんありますが、高校2年生の時にインターハイ予選の決勝で、中学校の同級生と戦ったことが印象深いです。県内の大会で優勝を総ナメにしていた強敵で、「この子を初めて倒すのは僕だ」と思ってぶつかりました。結果的には負けましたが、「いつか倒そう」という大きな目標になりました。

柔道の推薦で進学した大学では、人生の師匠ともいえる人に出会いました。柔道部のコーチだった方ですが、本来なら4回生が務めるキャプテンに3回生だった僕を抜擢してくれ、人を指導する方法などを徹底的にたたき込まれました。今思えば、僕を成長させるためにキャプテンという大役を与えてくれたのかもしれません。

柔道を続けてきたことで体力や精神面が鍛えられ、今の仕事にも生かされています。今、国体を目指している人にはまず努力をしてほしいです。自分に自信を持つことで間違いなく結果はついてくると思います。