後藤 勝文 様

低迷している県の状勢を盛り上げよう

福岡県八女市の出身です。小学3年生から始めた剣道は40年にわたって競技を続けています。

単身15才で住友金属和歌山製鉄所の訓練生として和歌山にやってきて、高校でも、その後進んだ尼崎鉄鋼短期大学でも剣道は辞めずに続けてきました。

社会人となり、尼崎で半導体の電気エンジニアとして勤務している時に結婚し、10年前、妻の実家の和歌山市内のビジネスホテルの後継者が途絶えるという状況を聞き、家族で和歌山に移転し家業を継ぎました。移転後はすぐに稽古場を探し、県立高校の剣道場と市立小学校の稽古会にも仕事の合間をぬって参加しています。

これまで県の実業団剣道大会や全日本実業団大会にも出場し、現在は県剣道連盟の理事として小学生から大人まで約500人が参加する「県振興大会」を主催したり、紀の国わかやま国体に向けて強化選手らの育成指導にも力を入れています。和歌山県は、人口比率で考えると小学・中学・高校とも全国大会での勝率が非常に高いです。今後さらに少子化に伴い全国レベルで減少している県内の剣道人口の底上げをしたいと考えています。

選手団の宿泊については、現在、和歌山市内を中心にホテル建設も進められていますが、選手らを受け入れる宿泊施設として県民の自宅を提供する「民泊」についても、他府県の選手らが地域の生活に触れるチャンスだと思いますので、皆さんの協力を願えればと思います。

和歌山市観光協会理事も務めています。地域住民がもっと観光に興味を持ち、積極的に観光事業に参加して、国体を機に低迷している県の状勢を県民の力で盛り上げましょう。

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2015紀の国わかやま国体