国体ではアウトドアスポーツの中から、カヌーが正式種目として登録されており、紀の国わかやま国体では、北山村の北山川などでカヌー競技が行われる予定と聞いています。 屋内競技と違い、アウトドアスポーツは人とともに自然とも勝負。常に変化するコンディションへの対応は、どのスポーツよりも難しいのかも知れません。

私は、紀の川市でアウトドアスポーツ振興に努め、パラグライダー、カヌースクールを運営するユーピーパラグライダースクールの代表を務めています。平成4年に開業し、日本でも有数のパラグライダーに適した風が吹く竜門山と豊富な水に恵まれた紀ノ川をメーンに運営しています。

パラグライダーの魅力は、雄大な自然の中で体を動かし、その美しさや素晴らしさを体で感じられること。生涯続けられるスポーツの一つで、60歳から始める人も珍しいことではなく、フライトは上昇気流に上手く乗れば数十キロの距離を飛ぶことができます。また、カヌーに関しては道路などの生活空間から離れるため、非日常的空間を味わえます。水鳥と同じ目線なのも魅力の一つですね。

パラグライダー人口は関西で1500人。そのうち、大阪・兵庫が500人、和歌山は 70人ほどです。現在、パラグライダー協会は国体の正式種目への登録を目指し、全国規模で試合実績をつくり国や県に働きかけています。

スポーツの素晴らしさを伝えるのは、一人では難しいです。紀の国わかやま国体に向け、みんなが輪になり、力を一つにして『スポーツ』や『和歌山』を盛り上げていきましょう。

紀の川市上空でのフライト