坪井 浩平 選手

フェンシング

先輩の国体4連覇を超えたい

フェンシング成年男子の部で昨年の新潟国体に出場した坪井浩平さん(25)。種目では、フルーレを得意とする。

フェンシングの魅力について、「(競技の)おもしろさを感じるのに時間はかかるが、剣のスピードや相手とのかけひき、これらは体感してみないと伝えられない。自分は結果が出るようになってからは、よりおもしろく感じるようになりました」と語る。

フェンシングを始めたきっかけは、中学校の恩師にすすめられて高校でフェンシング部に入ったこと。卒業後もずっとフェンシングを続けており、現在は不定期でチームの仲間や母校のフェンシング部員と共に練習に励んでいる。

4年前の兵庫国体で県成年男子チームの代表として国体に初出場。それまで県成年男子チームは国体でフルーレ4連覇という偉業をなしとげていたというプレッシャーもあり、フルーレでは自分の思うようなプレーができず悔しい思いをしたことが印象に残っているという。

気持ちを切り替え挑んだエペでの挑戦。種目は違ったが、県にとっては二十数年ぶりの優勝を果たした。しかし、どうしても「フルーレでの優勝がしたい」と国体に挑戦するもその後も3位、7位となかなか結果が出せず途方に暮れた。その後、気持ちを切り替えて猛練習に励み、迎えた昨年の新潟国体では自身の調子が今までにないほど良く、チーム全体の士気もあがっていたおかげで、決勝まで順調に勝ち上がっていった。監督は「このメンバーで優勝したい」と決勝前に選手たちにゲキを飛ばした。チーム全体の気持ちがさらに高まっていく中、緊張することもなく試合に臨めたことで、冷静な試合展開ができ、念願のフルーレで4年ぶりの優勝を勝ち取った。

「この新潟国体での喜び、達成感を忘れず、連覇を目標としていきたい。先輩たちが成し遂げた4連覇を越えられるようになりたいです」。紀の国わかやま国体に向けては、「さらに実力をつけて地元・和歌山での全種目優勝・総合優勝を達成するために、日々練習に励んで頑張ります」と意気込んでいる。

昨年の新潟国体での坪井選手(写真左)

 

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2015紀の国わかやま国体