寺本 昂平 選手 髙木 大幹 選手

 県立和歌山商業高校相撲部

2人で切磋琢磨、地元での国体に意欲

県立和歌山商業高校相撲部に所属する寺本昂平さん(16)(写真左)と髙木大幹さん(17)(写真右)。5月9日に県営相撲競技場で開かれた第57回近畿高校相撲大会、個人戦無差別級で寺本さんは見事優勝、髙木さんは無差別級と100キロ未満級ともに3位に輝いた実力者だ。

髙木さんは「競技時間が短いので一瞬の気の緩みが勝敗に大きく影響してくるスポーツ。集中力、気迫が大事で奧の深い格闘技です」と相撲の魅力を語る。紀の国わかやま国体、インターハイ予選に向けて、これから体重を5kgから10kg増やすことを目標にしており、今まで以上のパワーをつける。「和歌山の社会人はみんなレベルが高い。その人たちと一緒に紀の国わかやま国体で戦えるように、頑張りたい」と地元国体出場に向けて抱負を語った。

寺本さんは相撲の魅力について「自分より強かったり、体が大きい相手との不利な状況で勝てたときの喜びは格別。また、個人競技なので、ミスが取り返せない責任感がある」と語った。昨年の6月のインターハイ予選で敗退し味わった悔しさを胸に、日々練習に励んでいる。

「和歌山には強い社会人選手がたくさんいるけど、紀の国わかやま国体の選手に選ばれたい。和歌山県のために優勝を目指して頑張ります」と国体に向けて意気込んだ。

ともに小学校1年生から相撲を始めたという寺本さんと髙木さん。切磋琢磨し、近畿を代表するまでに育った。これからの和歌山を背負って立つ2人に注目が集まっている。

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2015紀の国わかやま国体