橋本 奈津 選手

(田辺市立新庄中1年生)和歌山陸上競技協会ジュニア強化指定選手(1500メートル走)

5年後までにもっと速く。

平成22年3月13日に行われた和歌山陸上競技協会記録会の小学6年生女子1500メートル走決勝で4分55秒23の県小学生新記録をマークした。今春、新庄中に進学し、当然陸上部に入部した。「高橋尚子さんみたいな選手になりたい。優しそうな性格とかも好き」。将来の夢はフルマラソン選手だと、高橋尚子選手に負けない笑顔を輝かせる。

2歳上の姉・果歩さん(新庄中3年)の影響で小学1年生の時に田辺アスリートクラブに入った。本格的に走り出したのは3年生の頃からだが、メキメキと力をつけていった。「景色が変わる中で走るのが楽しい。」と中・長距離走に夢中だ。

今年2月には、第15回紀州口熊野マラソンの小学生女子4~6年生(3キロ)の部に出場し10分29秒で優勝。5、6年生の時は、市町村対抗ジュニア駅伝競走大会の田辺市代表メンバーに2年連続で選ばれ、5年生の時は8区を担当し区間新記録で区間賞に輝くと、今年も3区で区間賞の走りをみせ、チームを2位の好成績に導く原動力となった。

そんな実績が認められ、今年度同協会が、2015年の紀の国わかやま国体に向けて中学1年生を対象にしたジュニア強化指定22選手のうちの一人に選ばれた。「とても嬉しい。活躍するために練習したい。」と意欲を示す橋本選手は、「地元だからきっと応援がすごいと思う。」と膨らます想像で「今私より強い人に、もしかすると届いているかもしれない。」と成長した自身の姿を映し「5年後までにもっと速くなりたい。」と誓う。

和歌山陸上競技カーニバル(平成22年4月24・25日、県営紀三井寺運動公園陸上競技場)
中学女子800メートル走決勝での橋本選手(右から2人目)

 

 

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2015紀の国わかやま国体