植田 和宏 様

乗馬で国体出場

5年後の地元選手へ「一つでも上を目指して」

平成8年、南紀白浜空港のジェット化記念に開かれたエアポートロードレースに出場。「走ることも好きだったが飛行機が好きだったので好奇心で走った。」というハーフマラソンで、知人の市民ランナーより速くゴールした。「これはいけるなあ。」と手応えを感じ、以来、さまざまなレースに出場。和歌山城から高野山まで110キロを走るウルトラマラソンを12時間31分で完走したこともある。すっかり走ることにはまってしまった。

和歌山マスターズ陸上競技連盟の会員になったのを機に連盟の活動の手伝いを始めた。路線バスの元運転士ということもあり、遠征の際にはマイクロバスの運転を買って出るなど、選手らを影ながら支えてきた。「運転士だけのつもりだったけど、みなさんから刺激を受けて。」と遠征先ではレースに参戦。昨年は都道府県対抗全日本マスターズ駅伝の県代表メンバーの一員として走り、「全国レベルは凄いなあ。」と驚かされてきた。

レースにはレースの良さもあるが、競い合うことより走ることを楽しみたい。アスリートではなく「僕は市民ランナー」。毎日5、6キロ、仕事で疲れていても、時間が少なくても走る。「練習は辛いんだけど、ゴールした時の爽快感、達成感がいいんですよね」。今は北海道のサロマ湖100キロマラソンに出場することが目標。「少しでも長く現役で走れたら、1年でも長く走れたら。」と息の長い市民ランナーを誓う。

高校時代は馬術部に所属。3年生の時は国体少年男子県代表に選ばれ宮崎国体(昭和54年)を経験。社会人になってからも2度の国体に出場した。「やっぱり国体に出ると少しでも良い成績を、と緊張するんですよ。」と当時を振り返りながら、5年後の地元国体で活躍する選手に「練習の成果を十分発揮してほしい。そして一つでも上を目指してほしい。」とエールを送る。

息の長い市民ランナーを目指す植田さん

 

 

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2015紀の国わかやま国体