黒川 翔太 選手

和歌山市立高積中3年生  WATS所属

将来の目標はプロテニスプレイヤー

中学生活最後となる今年は全国中学校体育大会(全中)に出ることが目標。「やっぱり中学生のトップを決める大会で自分の実力がどこにあるのかを試してみたいですからね」。小学3年生の時にアニメ「テニスの王子様」に刺激を受けて以来、テニス一筋でつけてきた力を大舞台で発揮する日を待つ。

神奈川県のテニスクラブで腕を磨いた小学生時代は県トップの実力選手。そんな時、WATS代表の沢英樹さんに「和歌山でやらないか。」と声をかけられた。悩んだが、憧れていた先輩も和歌山へ行くことになったことで決心。中学1年生の春、和歌山市立高積中学に転校した。

ここ1、2年は大会で結果を残せず「神奈川であのまま続けていたらもっと上手になっていたかも知れない。」と悔やんだこともあった。しかし、和歌山での生活にも慣れ心身ともに充実してきた最近は、結果を残せるようになってきた。

3月25日から6日間、紀三井寺テニスコートなどで開かれた和歌山ジュニアテニスチャンピオンシップ2010スプリングステージ男子16歳シングルスでは、自身より県ポイントランキングも学年も上の選手を退け優勝。全国大会へつながる関西ジュニア選手権へ県1位代表での出場を決めるなど成長を実感できるようになってきた。「関西ジュニアでは上の人と対等に戦えるよう課題を修正して臨みたい。」と意気込む。

今見えている大舞台はインターハイまで。5年後の地元国体までは「まだ実感がわかない」。高校に進学しテニスプレイヤーとして自分の実力がどこにあるか確かめた上で将来を選択したいという。今はプロになることが目標。そうなれば地元国体にも「出てみたい」。ただ大舞台になると唯一不安がある。「僕は人が一杯いると緊張しちゃうんです。メンタル弱いんで」。はにかむ笑みはまだあどけなさが残る中学生だ。

和歌山へ来て3年目。着実に力をつける黒川選手

 

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2015紀の国わかやま国体