中村 美優 選手

和歌山選抜女子中学生ソフトボールチーム主将

出られるなら投げてみたい

全国の精鋭チームが集うJOC杯都道府県対抗全日本中学生ソフトボール大会。県内からも女子中学生ソフトボール選手17人を選考し、和歌山選抜チームをつくり第3回大会から出場している。第6回の今年は、3月27日から3日間、福岡県・雁ノ巣レクリエーションセンターで開かれ、過去3回とも準々決勝でその年に優勝したチームに敗れている和歌山選抜は、「今年こそ日本一を」と大会に臨んだが、惜しくも1回戦で敗退。

チームをまとめた主将の中村美優(14歳、紀見北2年)はメンバーで唯一昨年に続く選抜入り。先輩にすすめられ小学1年生で地元チーム「学文路エンジェルス」入り。投手に抜擢された2年生から中学2年生の今まで定位置はマウンド。ソフトボールを始めてからは「体力もついたし、結構色んなスポーツができるようになった」と成長を実感している。

それでも「しんどい時もあって、やりたくない年頃もあった」と厳しい練習にくじけそうな時代もあったが「監督や友だちに引き止められた」と振り返るよう仲間の励ましに救われ今日まできた。「勝った時、チームみんなで喜び合えることが楽しい」と団体競技ならではの魅力もソフトボールをやめられない大きな理由だ。

「今はあまり意識がない」という国体。「国がする大きな大会。全国大会より上?」と言い、自身も国体選手になり得る可能性があるという実感がまだ湧かないらしい。「でも出られるならいってみたい。投げてみたい」。目標がまた一つ増えた。

中村主将(前列中央)率いる和歌山選抜。きっと5年後の国体で活躍している選手がいるはず

 

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2015紀の国わかやま国体