滝上 勝也 様

和歌山陸上競技協会広報部長

裏方として携われることが楽しみ

中学、高校と陸上部に所属し長距離選手だった滝上勝也さん(43)。現在は和歌山陸上競技協会広報部長としてメディアへのPR活動や競技会の運営、年1回発行する競技年鑑の編集作業などに携わる。平成21年度からは海南海草地方陸上競技協会の理事長。

高校卒業後、花王和歌山工場に就職、陸上部の仲間と審判員試験を受け、正式に審判員として登録した。地元の海南アスリートクラブでジュニアの指導を続け、平成15年に紀三井寺陸上競技場で行われた全日本スポーツマスターズの運営に関わったのを契機に同協会の事務局入り。交代制の勤務時間、休暇を調整しながら協会の事務をこなす。「自分が走っていた時は記録を出した時の爽快感、今は大会を無事終わらせたという達成感」が陸上の魅力であり、現在のモチベーションだ。

黒潮国体の「記憶はない」だけに5年後の地元国体は「裏方として携われるので楽しみ」。協会として国体への取り組みは具体化していないが「全国にPRできる機会なので色んなことを発信していければ」と意気込む。

最近では海南アスリートクラブ出身の選手らが全国中学校体育大会や都道府県駅伝など大舞台に出場することが多くなった。「教えた子どもらが活躍する姿はうれしい。また次なる子を育てていきたいと思う活力になる」と目を細め、「今、活躍する小学校5、6年生の子どもらが地元国体のメンバーに入るかも知れない。見てみたいですね」と期待に胸を膨らます。

一方で、地元国体の認知度、盛り上がりがスポーツ関係者以外では低いことを懸念。「もっともっとメディアとかでPRして盛り上げてほしい。そうすれば選手じゃなくても裏方として参加してくれる人も出てくるのでは」。

 

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2015紀の国わかやま国体