村田 王子さん、中西 充子さん

国体にまつわるエピソード

写真左:村田 王子さん(50歳)和歌山市在住
「開会式で演奏した2曲は今でも演奏できますよ!!」

写真右:中西 充子さん(50歳)紀の川市在住
「参加した時に着ていた衣装は今でも想い出として取ってあります。」

~黒潮国体の想い出~

私達は和歌山市立名草小学校の同窓生で、6年生の時に紀三井寺運動公園陸上競技場で行われた黒潮国体の開会式に参加しました。“巨人の星”(当時、人気絶頂でした)と“みかんの花咲く丘”をリコーダーで演奏し、マスゲームでは、「くろしお」の人文字(「お」の字)に参加しました。
国体の練習は5年生の時から始まったのですが、マスゲームの練習では、最初は自分が何をやっているのかわからず先生に言われるがままでしたが、紀三井寺の陸上競技場でリハーサルをした時に、初めて「すごいことに参加してるんだ!!」と実感しました。
開会式当日は、東京の親戚の方から「国体出場おめでとう!!」と祝電が届き嬉しかったことや、天皇陛下がいらっしゃることに今までにないドキドキとワクワクで自分の気持ちがすごく高ぶったことを強く覚えています。

~紀の国わかやま国体に向けてのメッセージ~

大人になって黒潮国体に参加出来たことは、すごく幸運で良い体験だったと思えるようになりました。練習は期間が長く大変でしたが、皆で一体となって最後までやりとげるという達成感や、頑張ることや我慢することで自分の存在を確認することができ、責任感ももてるようになったと思います。また、熱心に私たちを指導してくださった先生方にも感謝しています。
44年ぶりに地元開催となる今回の紀の国わかやま国体でも、きっと今までにないすばらしい体験が出来ると思いますので、競技する人だけでなく、多くの人に参加していただきたいです。

2,728人の小学校5~6年生による「くろしお」と「県章」の人文字 鼓笛部会「みかんのふるさと」
第26回国民体育大会和歌山県実行委員会 発行『黒潮国体の記録』より

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2015紀の国わかやま国体