農林水産業競争力アップ技術開発事業

 生産者の所得向上につながる技術開発を加速化させることを目的として、平成24年度に「農林水産業競争力アップ技術開発事業」を創設しました。

 この事業では、県農林水産関係の各試験研究機関の研究開発に生産現場等の声を反映させるため、研究テーマについて、県の試験研究機関や行政機関に加えて、一般の方や農協・森林組合・漁協等の関係者からも広く募集しています。

研究テーマ決定フロー

令和2年度に実施している研究テーマを掲載します。

令和2年度実施中のテーマ(PDFファイル)

試験研究機関 研 究 課 題 名   ( 共 同 研 究 機 関 ) 研究期間
R2 R3 R4
農業試験場 キヌサヤエンドウのハナアザミウマ防除対策
砂地圃場における高品質ショウガ生産技術の開発
冬季スプレーギクをボリュームアップする生長制御技術の開発
イチゴ「まりひめ」高設栽培における栽培期間を通した高品質安定生産技術の開発
イチゴ新品種「紀の香」の優良苗生産技術の開発
採種えんどうの害虫エンドウゾウムシの防除対策
エンドウさび病の発生生態の解明と防除対策の確立
暖地園芸センター 無加温ハウスで栽培可能な新規切り花の省力据置栽培技術と鮮度保持技術の確立(農業試験場)
気象変動に対応可能なトルコギキョウの高品質切り花生産、開花促進技術の開発(農業試験場)
実エンドウ新品種「みなべ短節間1号」の初期収量、品質向上栽培技術の確立
果樹試験場 県オリジナルウンシュウミカン「きゅうき」の高品質安定生産技術の開発
良食味で年内収穫可能なカンキツ「津之望」の少核化安定生産と品質保持に
関する技術開発
捕獲困難な個体を生み出さない効率的なシカ捕獲技術の開発(林業試験場)
集中豪雨に対応した温州みかん主要病害の防除対策の確立
侵入害虫「ビワキジラミ」の緊急防除対策
かき・もも研究所 新品種「さくひめ」による県内早生桃のブランド向上
モモせん孔細菌病に対する防除技術の開発
県オリジナルカキ新品種「紀州てまり」の産地形成に関する技術開発
カキの輸出および簡易貯蔵を可能とする鮮度保持技術の開発
うめ研究所 ウメ「南高」の低樹高化技術(カットバック)確立による青梅生産性の向上
海外向けウメ果実の流通技術の開発
畜産試験場 肉用牛ゲノミック評価と受精卵移植を活用した高能力熊野牛の作出(近畿大学)
和歌山県産霜降り豚肉&イノブタ肉の品質安定化技術の開発(近畿大学)
画像解析による紀州和華牛の肉質特性の究明(近畿大学)
養鶏研究所 絶滅危惧日本鶏「龍神地鶏」を基にした新たな「紀州龍神地鶏」の開発
「龍神地鶏」の育種改良 ~高性能県産地鶏普及を目指して~
林業試験場 県産未利用広葉樹(シイ)の建築資材等への利用拡大のための技術開発
サカキを加害する新種ヨコバイの防除体系の確立
新種クマノザクラの保全と活用に向けた増殖・更新技術の開発
県産スギ大径材に適した心去り平角材等の生産技術の確立及び強度特性の解明
イタドリの長期安定栽培技術の確立および一次加工品と根茎利用技術の開発
水産試験場 シロアマダイの種苗生産技術の開発 
天然ヒジキ増産に向けたヒジキ移植技術の開発
  ~人工種苗を用いた早期移植の試み~
抗菌剤を使用しないアユ冷水病防除技術の開発
  ~早期実用化への試み~
餌料仔魚を給餌しないスマ種苗生産技術の開発
マルアジの脂質含量と鮮度の研究 ~特選出荷に向けて~
低塩分海水を用いたモクズガニ種苗生産技術の開発
※ ◎ 新規、 ○ 継続 

令和2年度より開始する新規研究テーマを決定しました

令和2年度新規研究テーマ(PDFファイル)

実施試験場名/研究テーマ 研究のポイント
農業試験場 (TEL:0736-64-2300)

イチゴ「まりひめ」高設栽培における栽培期間を通した高品質安定生産技術開発

「まりひめ」の高設栽培において、栽培期間を通して安定した良食味を維持するための生産技術を開発する。
・温度、CO2濃度等の環境制御技術の開発
・良食味果実生産のための草姿管理技術の開発

イチゴ新品種「紀の香」の優良苗生産技術の開発

増殖率が低いことなどから苗生産に課題がある県育成品種「紀の香」を普及させるため、優良苗を安定して生産する技術を開発する。
・ランナー先枯れ発生要因の解明と対策
・早期出蕾発生要因の解明と対策

採種エンドウの害虫エンドウゾウムシの防除対策

本県育成エンドウ品種の種子の安定供給のため、近年採種ほ場で多発しているエンドウゾウムシの防除対策を確立する。
・飛来・産卵時期などの発生実態の解明
・有効薬剤の探索、防除適期の解明
・発生しにくいほ場環境づくり

エンドウさび病の発生生態の解明と防除対策の確立

ハウス栽培で多く発生し、被害の大きいエンドウさび病の防除対策技術を確立する。
・発生状況、発生生態の調査
・有効薬剤の探索、防除適期の解明
暖地園芸センター (TEL:0738-23-4055 )

実エンドウ新品種「みなべ短節間1号」の初期収量、品質向上栽培技術の確立

草丈が低く管理作業が楽な新品種「みなべ短節間1号」の普及促進のため、収量、秀品率、莢の大きさを向上させる栽培技術を確立する。
・初期収量向上のための栽培技術の確立
・秀品率向上と大莢生産のための栽培技術の確立

気象変動に対応可能なトルコギキョウの高品質切り花生産、開花促進技術の開発

高品質生産のための環境制御技術と二度切り栽培に適した施肥管理技術を開発する。
・CO2等環境制御による高品質化技術
・省エネ加温方法による開花促進技術
・養分吸収特性に基づく施肥管理技術の開発
果樹試験場 (TEL:0737-52-4320)

集中豪雨に対応した温州みかん主要病害の防除対策の確立

集中豪雨が頻発する条件下でも効果的な温州みかんの黒点病とかいよう病の防除対策を確立する。
・耐雨性に優れた黒点病防除対策の確立
・かいよう病の効率的防除法の開発
・新防除体系の構築と実用性の検証

侵入害虫「ビワキジラミ」の緊急防除対策

本県ビワ産地におけるビワキジラミの発生地域・発生生態を解明し、薬剤による防除体系を確立する。
・発生地域及び発生生態の解明
・効果のある薬剤の選定
・薬剤による防除体系の確立
かき・もも研究所 (TEL:0736-73-2274)

カキの輸出および簡易貯蔵を可能とする鮮度保持技術の開発

海上輸送による輸出および出荷期間延長のための鮮度保持技術を確立する。
・低温による果肉障害の発生要因の解明
・「刀根早生」輸出時の黒変果、軟化果発生防止のための鮮度保持技術の開発
・「富有」の簡易貯蔵技術の開発
うめ研究所 (TEL:0739-74-3780)

海外向けウメ果実の流通技術の開発

ウメの輸出促進のため、輸送技術の確立と輸出に適した品種の選定を行う。
・「南高」果実の輸送中の障害果発生要因の解明
・障害果発生を低減する輸送条件の確立
・輸出拡大につながる品種の選定等
畜産試験場 (TEL:0739-55-2430)

画像解析による紀州和華牛の肉質特性の究明

組織学的検査により紀州和華牛の肉質特性を解明するとともに、その品質を高める技術を確立する。
・筋線維の断面積の大きさ、密度等を数値化
・保水性、脂肪酸組成、脂肪融点等を分析
・品質をよりよくするエコフィードの原料等を検討
養鶏研究所 (TEL:0738-54-0144)

「龍神地鶏」の育種改良~高性能県産地鶏普及を目指して~

性能の高い本県商用地鶏を開発するため、交雑親に用いる龍神地鶏の育種改良をすすめる。
・龍神地鶏の形質(産卵性能、増体等)の調査
・選抜による優良な龍神地鶏集団の作出
・交雑種の性能向上の検証
林業試験場 (TEL:0739-47-2468)

県産スギ大径材に適した心去り平角材等の生産技術の確立及び強度特性の解明

今後供給増が予想されるスギ大径材の特性を活かすため、歩留まりのよい製材方法である心去り製材品の生産技術の確立及び強度特性の解明を行う。
・心去り材の強度特性の検証
・心去り材に適した低コスト乾燥技術の確立

イタドリの長期安定栽培技術の確立および一次加工品と根茎利用技術の開発

イタドリの長期安定栽培技術を開発するとともに、保存・流通に適した茎の一次加工品開発等を行う。
・連年安定生産のための適切な収穫期間の解明
・食感や色を保持できる加工技術と加工品の開発
・根茎の薬事分野での活用技術開発
水産試験場 (TEL:0735-62-0940)

マルアジの脂質含量と鮮度の研究~特選出荷に向けて~

マルアジの脂質含量の多い時期や魚体サイズを明らかにするとともに、鮮度保持技術を確立する。
・漁獲時期、魚体サイズと脂質含量の関係を解明
・簡易脂質測定器の精度向上
・高鮮度を保持するための水温、塩分の管理技術

低塩分海水を用いたモクズガニ種苗生産技術の開発

低塩分海水および淡水を用いたモクズガニの種苗生産技術を確立する。
・ゾエア期幼生の飼育時最適塩分濃度の解明
・メガロパ期(後期幼生)の淡水飼育実証試験

県の振興計画等

県の振興計画等については、下記のリンクを参考にして頂きますようお願いします。

果樹・野菜・花き

畜産

林業

水産業

目次

 研究報告

 成果情報

 研究成果集

 年報

このページの先頭へ