産婦人科医のみなさん、<br /> 和歌山県で働きませんか!

和歌山県立医科大学附属病院 ごあいさつ

■2本の柱を軸に産婦人科医療に取り組んでいます

和歌山県立医科大学附属病院は、地域の皆様に安心・安全な医療を提供しております。私は2010年4月に産科婦人科学講座の教授に就任して以来、「県内にお産難民、がん難民をつくらない」をモットーに、産婦人科医療の2本柱である「お産」「がん治療」へ取り組んで参りました。

まず、私の専門でもあり特に力を注いでいる婦人科の「がん治療」は、県の『がん診療連携拠点病院』の認定を受け、大学病院でありながら県のがんセンターとしての役割も担っています。さらに子宮筋腫や子宮内膜症の腹腔鏡手術といったコモンディジーズも引き受けて診療する県立中央病院的存在でもあることから、婦人科がん領域における最先端レベルの重症例から一般的な疾患まで幅広く経験できる環境と言えます。

次に「お産」については、県内唯一の『総合周産期母子医療センター』の指定を受けており、「絶対に断らない」という信念を持って、早産やハイリスク妊娠、産科救急疾患など重症例も含めた妊婦・新生児搬送に24時間体制で対応し、遠方からの緊急搬送依頼にはドクターヘリによる母体搬送も行っております。また、正常分娩も可能な限り受け入れており、分娩数は年間600件を超えております。そのため、一般的な分娩から重症例まで幅広い症例を診ることが可能です。

■全員で力を合わせて治療を進めていく「チームの和」が大切

医療に取り組むに当たり、私が一番大切にしているのはチームの和です。周産期医療では、緊急帝王切開の際に20分以内で赤ちゃんを救わないといけないなど、メンバー全員が力を合わせて治療を進めていくことがとても大切です。そのため、教室内のあらゆる垣根や壁を取り払い、1年目の医師から教授に至るまで全員が遠慮なくコミュニケーションを取り合えるようにしています。悩んでいる症例があれば、直属の上司はもちろん、私に相談されることも珍しくなく、医局内に開設した談話室では、みんなが一緒にランチを食べながら談笑したり、またミニカンファレンスや学生のレクチャーも行っています。

当院は症例が豊富なので、お産や婦人科の手術に1年目の専攻医から入ってもらい、早い時期から術者として多くの経験を積むことができます。また、教育にも力を入れており、専門医取得後もインストラクターになるまで医局員が一丸となっての指導・教育、そして、育児支援体制や心のケアまでサポートしています。そうして成長した医師たちがサブスペシャリティ領域の専門資格を取得して独り立ちして、その下の医師たちを教えていくというように、一つ上の世代が次の世代を育てていく体制づくりを進めているのです。

臨床のレベルを上げるためには研究も不可欠です。特に若手の医師は、学会発表や自分の研究を通じて自ら勉強することで一人ひとりがリサーチマインドを磨くことが、教室全体の臨床力のアップにもつながるため、臨床のみに偏ることなく研究にも力を入れてほしいと考えています。今後、医局員の増員を図り、大学院生が基礎医学教室などで研究に専念できる機会をさらに増やしたり、より多くの医師を腹腔鏡や体外受精などの研修や国内外の留学に送り出したいと思っています。そして将来的には、周産期を取り扱う県内地域中核病院の医師数もさらに増員し、より余裕を持って勤務できる体制を整えていきたいと考えております。

和歌山県は温暖で住みやすいところです。何より数多くの症例を経験できるため産婦人科医としてのスキルを磨くには最適、かつ、指導体制も万全です。この恵まれた環境の中で、私たちのチームの一員となってぜひ活躍してください。「日本一の周産期専門医になる」「全国に名だたる研究をやる」といった高い志を持った方をお待ちしています。

取材・撮影日2016年5月

[ 医 局 紹 介 ] 和歌山県立医科大学 産科婦人科学教室

若い力とチーム全員の和で! 最高の産婦人科医療の実現と育成を

当教室は1948年に開講し、大阪駅から1時間、関西空港から40分と交通の便の良い和歌山市内に位置しています。当院では教員と学生・研修医との距離は緊密で、毎年70人前後の初期研修医が入るほど国内有数の人気の高さを誇り、院内は若手医師で活気にあふれています。また院内には24時間保育所もあり女性医師支援も整備されています。

産婦人科臨床においては「県内でお産難民、がん難民をつくらない」をモットーとしています。産婦人科はチーム医療が重要視されるため、“チームワーク”や“和”を最も大切にし、教授から専攻医・研修医に至るまで常にコミュニケーションをとりながら、臨床・研究を行っています。

周産期では県内唯一の総合周産期母子医療センターとして、全週数の重症妊産婦の搬送をNICUと連携して24時間全例応需で対応しています。遠方からの搬送依頼に対しては、当科の医師が同乗しドクターヘリによる母体搬送も行っており、“最後の砦”としての使 命感と誇りを持って診療に当たっています。分娩件数は年間600件超で、うち帝王切開が約200例ですが、正常分娩も可能な限り行っています。妊娠高血圧症候群・前置胎盤・早剥など重症症例が非常に豊富で、1年目から多彩な症例経験と多数の帝王切開を術者として 経験できます。4人の母体胎児専門医を中心とした指導医とのマンツーマン体制も確立しています。婦人科腫瘍では和歌山県のがんセンター的役割を果たしており、婦人科腫瘍専門医3人を中心に診療および教育を行っています。年間の浸潤がん症例数は約100例で、広汎子宮全摘や子宮体がん・卵巣がん手術、最新のIMRTであるTomoTherapyを用いた同時化学放射線療法も多く施行しています。良性疾患に対する腹腔鏡手術も多く、手術件数(年間約600例)に対するスタッフの比率が少ないので、若手でもどんどん術者として経験を積むことができ、安全かつ確実な術式をスタッフ全員で共有できるよう指導しています。また臨床のレベルアップには、臨床に直結した研究も行うことが大切で、多忙な臨床業務の中においても常にリサーチマインドを持って科学的に考えながら診療が行える人材の育成を目指しています。大学院生は基礎医学教室や国内外に留学し、研究に没頭できる体制も整備しています。

和歌山という温暖な気候の中で大都会とはひと味違う人間の温かさと、教授から1年目の若手まで隔たりなく気軽に何でも話し合える仲の良さが私たちの教室の特長です。毎月の研修医の歓送迎会、花見・忘年会など楽しくやっております。全国から私たちの仲間になってくれる先生方をお待ちしています。

産科婦人科学教室 公式サイト

「医局紹介」はドクターズマガジン2016年8月号に掲載しています。

和歌山県立医科大学附属病院 総合周産期母子医療センター

小児科、外科など他科と協力して、ハイリスク妊娠の母体・胎児、その後異常の現れた新生児を治療する周産期医療を担当しており、県内唯一の総合周産期母子医療センターに指定されています。

母体胎児集中治療室(MFICU)及び新生児集中治療室(NICU)を有し、妊娠22週から30週未満の切迫早産、ハイリスク合併症妊娠、分娩時の大量出血や産科救急疾患などあらゆる母体搬送、新生児搬送に小児科と協力して24時間体制で対応しています。また、県全域の搬送をカバーするため、ドクターヘリによる母体搬送及び新生児搬送を行っています。

 総合周産期母子医療センター 公式サイト


研修モデルプログラム等を掲載中です!
是非ご覧ください!

お問い合わせはこちら

【和歌山県庁医務課医療戦略推進班】

〒640-8585
和歌山市小松原通1-1

073-441-2612

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マガジン8月号

2016年8月号のドクターズマガジン「和歌山県立医科大学産科婦人科学教室」の医局紹介を掲載しています。

産婦人科医のみなさん、<br /> 和歌山県で働きませんか!

和歌山県立医科大学附属病院 ごあいさつ

■2本の柱を軸に産婦人科医療に取り組んでいます

和歌山県立医科大学附属病院は、地域の皆様に安心・安全な医療を提供しております。私は2010年4月に産科婦人科学講座の教授に就任して以来、「県内にお産難民、がん難民をつくらない」をモットーに、産婦人科医療の2本柱である「お産」「がん治療」へ取り組んで参りました。

まず、私の専門でもあり特に力を注いでいる婦人科の「がん治療」は、県の『がん診療連携拠点病院』の認定を受け、大学病院でありながら県のがんセンターとしての役割も担っています。さらに子宮筋腫や子宮内膜症の腹腔鏡手術といったコモンディジーズも引き受けて診療する県立中央病院的存在でもあることから、婦人科がん領域における最先端レベルの重症例から一般的な疾患まで幅広く経験できる環境と言えます。

次に「お産」については、県内唯一の『総合周産期母子医療センター』の指定を受けており、「絶対に断らない」という信念を持って、早産やハイリスク妊娠、産科救急疾患など重症例も含めた妊婦・新生児搬送に24時間体制で対応し、遠方からの緊急搬送依頼にはドクターヘリによる母体搬送も行っております。また、正常分娩も可能な限り受け入れており、分娩数は年間600件を超えております。そのため、一般的な分娩から重症例まで幅広い症例を診ることが可能です。

■全員で力を合わせて治療を進めていく「チームの和」が大切

医療に取り組むに当たり、私が一番大切にしているのはチームの和です。周産期医療では、緊急帝王切開の際に20分以内で赤ちゃんを救わないといけないなど、メンバー全員が力を合わせて治療を進めていくことがとても大切です。そのため、教室内のあらゆる垣根や壁を取り払い、1年目の医師から教授に至るまで全員が遠慮なくコミュニケーションを取り合えるようにしています。悩んでいる症例があれば、直属の上司はもちろん、私に相談されることも珍しくなく、医局内に開設した談話室では、みんなが一緒にランチを食べながら談笑したり、またミニカンファレンスや学生のレクチャーも行っています。

当院は症例が豊富なので、お産や婦人科の手術に1年目の専攻医から入ってもらい、早い時期から術者として多くの経験を積むことができます。また、教育にも力を入れており、専門医取得後もインストラクターになるまで医局員が一丸となっての指導・教育、そして、育児支援体制や心のケアまでサポートしています。そうして成長した医師たちがサブスペシャリティ領域の専門資格を取得して独り立ちして、その下の医師たちを教えていくというように、一つ上の世代が次の世代を育てていく体制づくりを進めているのです。

臨床のレベルを上げるためには研究も不可欠です。特に若手の医師は、学会発表や自分の研究を通じて自ら勉強することで一人ひとりがリサーチマインドを磨くことが、教室全体の臨床力のアップにもつながるため、臨床のみに偏ることなく研究にも力を入れてほしいと考えています。今後、医局員の増員を図り、大学院生が基礎医学教室などで研究に専念できる機会をさらに増やしたり、より多くの医師を腹腔鏡や体外受精などの研修や国内外の留学に送り出したいと思っています。そして将来的には、周産期を取り扱う県内地域中核病院の医師数もさらに増員し、より余裕を持って勤務できる体制を整えていきたいと考えております。

和歌山県は温暖で住みやすいところです。何より数多くの症例を経験できるため産婦人科医としてのスキルを磨くには最適、かつ、指導体制も万全です。この恵まれた環境の中で、私たちのチームの一員となってぜひ活躍してください。「日本一の周産期専門医になる」「全国に名だたる研究をやる」といった高い志を持った方をお待ちしています。

取材・撮影日2016年5月

[ 医 局 紹 介 ] 和歌山県立医科大学 産科婦人科学教室

若い力とチーム全員の和で! 最高の産婦人科医療の実現と育成を

当教室は1948年に開講し、大阪駅から1時間、関西空港から40分と交通の便の良い和歌山市内に位置しています。当院では教員と学生・研修医との距離は緊密で、毎年70人前後の初期研修医が入るほど国内有数の人気の高さを誇り、院内は若手医師で活気にあふれています。また院内には24時間保育所もあり女性医師支援も整備されています。

産婦人科臨床においては「県内でお産難民、がん難民をつくらない」をモットーとしています。産婦人科はチーム医療が重要視されるため、“チームワーク”や“和”を最も大切にし、教授から専攻医・研修医に至るまで常にコミュニケーションをとりながら、臨床・研究を行っています。

周産期では県内唯一の総合周産期母子医療センターとして、全週数の重症妊産婦の搬送をNICUと連携して24時間全例応需で対応しています。遠方からの搬送依頼に対しては、当科の医師が同乗しドクターヘリによる母体搬送も行っており、“最後の砦”としての使 命感と誇りを持って診療に当たっています。分娩件数は年間600件超で、うち帝王切開が約200例ですが、正常分娩も可能な限り行っています。妊娠高血圧症候群・前置胎盤・早剥など重症症例が非常に豊富で、1年目から多彩な症例経験と多数の帝王切開を術者として 経験できます。4人の母体胎児専門医を中心とした指導医とのマンツーマン体制も確立しています。婦人科腫瘍では和歌山県のがんセンター的役割を果たしており、婦人科腫瘍専門医3人を中心に診療および教育を行っています。年間の浸潤がん症例数は約100例で、広汎子宮全摘や子宮体がん・卵巣がん手術、最新のIMRTであるTomoTherapyを用いた同時化学放射線療法も多く施行しています。良性疾患に対する腹腔鏡手術も多く、手術件数(年間約600例)に対するスタッフの比率が少ないので、若手でもどんどん術者として経験を積むことができ、安全かつ確実な術式をスタッフ全員で共有できるよう指導しています。また臨床のレベルアップには、臨床に直結した研究も行うことが大切で、多忙な臨床業務の中においても常にリサーチマインドを持って科学的に考えながら診療が行える人材の育成を目指しています。大学院生は基礎医学教室や国内外に留学し、研究に没頭できる体制も整備しています。

和歌山という温暖な気候の中で大都会とはひと味違う人間の温かさと、教授から1年目の若手まで隔たりなく気軽に何でも話し合える仲の良さが私たちの教室の特長です。毎月の研修医の歓送迎会、花見・忘年会など楽しくやっております。全国から私たちの仲間になってくれる先生方をお待ちしています。

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「医局紹介」はドクターズマガジン2016年8月号に掲載しています。

和歌山県立医科大学附属病院 総合周産期母子医療センター

小児科、外科など他科と協力して、ハイリスク妊娠の母体・胎児、その後異常の現れた新生児を治療する周産期医療を担当しており、県内唯一の総合周産期母子医療センターに指定されています。

母体胎児集中治療室(MFICU)及び新生児集中治療室(NICU)を有し、妊娠22週から30週未満の切迫早産、ハイリスク合併症妊娠、分娩時の大量出血や産科救急疾患などあらゆる母体搬送、新生児搬送に小児科と協力して24時間体制で対応しています。また、県全域の搬送をカバーするため、ドクターヘリによる母体搬送及び新生児搬送を行っています。

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【和歌山県庁医務課医療戦略推進班】

〒640-8585
和歌山市小松原通1-1

073-441-2612

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マガジン8月号

2016年8月号のドクターズマガジン「和歌山県立医科大学産科婦人科学教室」の医局紹介を掲載しています。