「有田川町は、みかん畑や川など自然が豊かで景色が本当にきれい」とアダムさん。冬になると近所の人からみかんをもらうなど、和歌山の温かな人柄も魅力だと話す。
世界から見る和歌山の魅力
【Adam Baran(NOMCRAFT Brewing)】
有田川町の“白紙の水”で
あるビールづくりに挑戦
有田川町にあるクラフトビール醸造所“NOMCRAFT Brewing”。ヘッドブルワーを務めるのが、アメリカ・シカゴ出身のアダム・バランさんだ。
2011年頃来日し、英会話講師として働く中、ポートランド出身のベンさんと出会ったことが転機に。「二人ともクラフトビールが好きで、アメリカでは自家醸造していたほどでした」。やがて二人は日本でブルワリーを作るという夢を抱き、拠点を探す中で出会ったのが、有田川町のまちづくりプロジェクト。ベンさんの故郷・ポートランドの街づくりをモデルにしていたという縁もあり、2019年に保育所跡地の一室でビールづくりがスタートした。
醸造所内で語らうアダムさんと、スタッフのギャレス・ウィリアムズさん。海外や県外からの移住者が集い、ビールの醸造やプロデュースを行っている。
有田川町の魅力は、ビールづくりに欠かせない水にある。「不純物がなく、それゆえに何にでも合う。まさに“白紙のような水”で、どんなビールでも作れるんです」とアダムさん。その水をベースに、これまで柑橘やぶどう山椒など、和歌山ならではの素材を活かした個性豊かなビールを生み出してきた。
IBCなど、世界的なビールの品評会で何度も受賞している同醸造所のビール。「大手のビールと同様に、クラフトビールももっと当たり前の選択肢になれば」と語る。地元にある日本酒蔵とコラボした、新しいビールをテイスティング。
「今後も有田川町で新たな味を追求し続けたい。また、NOMCRAFTがビールを中心に人をつなぐコミュニティになれば」と思いを語ってくれた。
和歌山市にある直営のタップルーム。ラベルデザインが印象的な缶も購入可能。
常時6種類、アメリカンIPAを中心に、多彩な樽生のクラフトビールを楽しむことができる。
電話/070-4211-5114 Webサイトはこちら