県民の友 12月号トップページへ

掲載内容



特定健診・がん検診を受ける

県では、健康長寿を推進するため、平均寿命を短くしている要因であるがん・心疾患・脳血管疾患などの早期発見・早期治療をめざし、特定健診・がん検診の受診率向上に取り組んでいます。

しかしながら、本県における特定健診・がん検診の受診率は低く、目標とする受診率70%には届いていません。

健康だと思っていても、検査によって異常が見つかるケースも数多くあります。コロナ禍を理由に後回しにせず、特定健診・がん検診の重要性を認識して、お住まいの市町村や職場で受診しましょう。

特定健診受診率の推移特定健診受診率の推移
がん検診受診率がん検診受診率

循環器検診車を寄附していただきました

塚本治雄様(株式会社賃貸住宅センター)から、県に循環器検診車を寄附していただきました。検診車は公益財団法人和歌山県民総合健診センターにおいて、各種検診に活用させていただきます。

寄付の様子と循環器検診車の写真

その他、スクールバス2台と県の「ふるさと和歌山応援寄附」に5,000万円を寄附していただきました。寄附金は新型コロナウイルス感染症対策に活用させていただきます。

感染症への備え
検査機器を使用する写真

株式会社紀陽銀行様から検査関連機器を寄附していただきました

今冬、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行が懸念されています。新型コロナウイルス感染症とインフルエンザは、発熱や頭痛など共通する症状が多いため、症状から判別することが難しく、医療現場の混乱も予想されます。

県では、医療現場の負担軽減のため、PCR検査機器を増設するなど検査体制の強化を図っていますが、一人ひとりの予防も重要です。季節性インフルエンザの重症化を防ぐため、65歳以上の高齢者や心臓・呼吸器に持病がある方等は、インフルエンザワクチンを接種してください。

肝がん予防のために肝炎ウイルス検査を!

肝がんの8割は肝炎ウイルスが原因です。感染していても自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。放置は、肝がんにつながります。

肝炎ウイルス検査は採血のみです。県内保健所や協力医療機関では、未受検者に無料で検査を実施しており、市町村でも受ける機会があります。肝がん予防のために、まずは検査を受けましょう。詳しくは、保健所やお住まいの市町村にお問い合わせください。

協力医療機関はこちら

QRコード
インタビュー
和歌山県医師会 会長 寺下 浩彰さんの写真

和歌山県医師会 会長 寺下 浩彰さん

コロナ禍にあって、医療機関の受診を控える方の増加が懸念されています。過度な受診控えは健康上のリスクを高めてしまうため、持病の治療や健診などの健康管理は重要です。

特に12月からは季節性インフルエンザの流行期です。高齢の方や小さな子供さんは、重症化を防ぐため、適切に予防接種されることをお勧めします。

何よりも健康に不安がある時は、まずかかりつけ医に相談してください。



▲このページのトップに戻る