和歌山県の梅酒 "UMESHU" in Wakayama prefecture,Japan
和歌山県の梅酒について
和歌山県は日本一の梅産地で、収穫量は全国の約6割を占めています。特に県中部に位置するみなべ・田辺地域で栽培が盛んで、その栽培の歴史は江戸時代までさかのぼります。
みなべ・田辺地域で栽培される梅の多くは山の斜面で育てられていますが、梅の木の周りには元々あったウバメガシなどの薪炭林が残されており、これにより崩落を防止し、また、水の確保にもつながっています。さらに薪炭林に住むニホンミツバチに梅の受粉を手伝ってもらうという、自然の力とサイクルを利用した素晴らしい農業システムが確立されているのが特徴で、このシステムは「みなべ・田辺の梅システム」として世界農業遺産に認定されています。
自然の力と携わる人々の努力と技、さらに和歌山県「南高梅」や「古城」などの優良な栽培品種により生み出された良質な梅を使い、和歌山県の梅酒は作られています。
また、梅酒づくりには多くの人々が関わっており、切磋琢磨して商品が作り出される中で、多種多様で個性的な梅酒が楽しめるのも和歌山県の梅酒の特徴です。
本格梅酒
梅、糖類及び酒類のみを原料とし、酸味料、着色料、香料を使用していない梅酒のことをいいます。
市場にはさまざまな種類の梅酒がみられますが、商品ラベルの「原材料表示」を見ると、梅以外の原材料を使用している梅酒も多くあります。こうした多種・多様な梅酒について、消費者が誤認するおそれや梅酒の生産量増加が青うめの需要拡大につながっていないことから、国に対して梅酒の区分表示基準の策定について要望を行ったところ、平成27年1月23日に、日本洋酒酒造組合において「梅酒の特定の事項の表示に関する自主基準」（いわゆる「本格梅酒の基準」）が制定されました。
（日本洋酒酒造組合ｗｅｂサイト内）
○外部リンク
GI和歌山梅酒
本格梅酒のうち、次の生産基準により品質が保証されているとして「GI和歌山梅酒管理委員会」の審査により認められた梅酒のことをいいます。
○「GI和歌山梅酒」の主な生産基準
・アルコールは10.0％以上35.0％未満であること
・酒類及び梅の実以外の原料は、梅の果肉、梅の果汁、糖類、含糖質物及び炭酸であること
・梅の実は浸漬する酒類1KL当たり300kg以上使用すること
・梅の実の酒類への浸漬、酒造工程時の貯蔵、容器への詰込は和歌山県内で行うこと など
（参考）酒類の地理的表示（国税庁webサイト内）
○外部リンク
・GI和歌山梅酒管理委員会
梅酒マッピング図
県では「和歌山県の梅酒」の魅力をPRするため、GI和歌山梅酒管理委員会監修のもと、県内事業者が製造する梅酒のうち代表的な商品について、「辛口」～「甘口」、「濃醇」～「淡麗」に分類し、それぞれの特徴をわかりやすくお示しした「梅酒マッピング図」を作成しています。
（マッピング図の画像をクリックするとpdfファイルが開きます。）
梅酒マッピング図掲載事業者の情報はこちら
"UMESHU" in Wakayama Prefecture,Japan
About
"Japan`s Best Ume(plum) Production Area, a Place Where You Can See a Millions of Ume Trees and Enjoy the Fragrance Twenty Miles away"
Wakayama Prefecture accounts for about 60% of total Ume production in Japan. "Nanko Ume" is famed as the top brand of Ume, and is characterized by large fruits, abundant flesh, and fruity aroma, and contains more citric acid than other Ume varieties.
The production of Ume of such high quality is made possible by a cultivation method called "the Minabe-Tanabe Ume System", which is inscribed on the list of Globally Important Agricultural Heritage Systems(GIAHS). This system allows fully-ripened Ume fruits to be harvested by putting nets under the trees and letting the fruits naturally fall onto the nets. Wakayama Prefecture is also known for the production of top-grade charcoal called "Kisyu-binchotan", made of wood from local coppice forests. In the Ume System, the coppice forests are managed together with Ume orchards, thus helping to prevent soil degradation and allow a sufficient supply of nutrients to the Ume trees.
For more information, click NankoUme.pdf
An alcoholic drink taken before a meal helps stimulate the stomach and trigger a sense of hunger, thus enhancing appetite. This is especially true for sour alcoholic drinks, such as umeshu, which help overcome a loss of appetite during summer. These drinks also help with the secretion of digestive juices such as saliva and gastric juice and can stimulate digestion.Umeshu goes well with a wide range of ingredients and enhances their taste.
GI Wakayama Umeshu
○External links
Umeshu Flavor Map
Click the image below, You can get tha map!
○Umeshu Flavor Map（English version）
○梅酒評比圖_繁体（中文版、Chinese version）
○Cartogramme des umeshus（French version）
マッピング図（梅酒） (ＰＤＦ形式 2,073キロバイト)