社会人課程 2月分の研修内容を紹介します。
【果樹】
サンショウのせん定
サンショウの幼木を開心自然型に仕立てていくため、主枝を3本決めて育てていくようにせん定を行った。
カキのせん定
カキの幼木を育てるために主枝と亜主枝候補を決めるためのせん定を行った。
ブルーベリーのせん定
ブッシュ状になって混み合ったブルーベリーを、通風を良くして病害虫の発生を抑え、作業性を改善するために枝の間引き、成り跡の切除をするとともに大果生産のために花芽の間引きを行った。
せん定枝チップの切り返し
チッパーで粉砕したせん定枝チップの堆肥化を促進するため、積み込んだチップに硫安を加えて切り返しと水分補給を行った。
ブドウのビニールの被覆
ブドウの雨よけ栽培を行うため、屋根掛け用のビニールを被覆した。
【花き】
ローダンセの播種
年内に収穫したストックの後作に、ローダンセ(姫貝細工)を播いた。ローダンセの種子は綿毛に覆われていて吸水しにくいため、事前に水中で揉み込んで吸水させたうえで直播きした。
ナデシコの収穫、調整
カスミソウやカーネーションと同属(ナデシコ科)であるナデシコ(美女ナデシコ)を収穫した。極早生種は露地栽培で冬に収穫できる。
キンセンカの収穫
冬場の露地栽培でも、収穫可能な切花の一つであるキンセンカを収穫した。
宿根カスミソウの収穫および台刈り
年内に収穫を終えた宿根カスミソウから5月に収穫する2番花の芽を仕立てるため、地際まで茎を切り下げる台刈りを行った。
トルコギキョウの整枝作業
2番花として収穫する芽を確保するため、1回目の生育の旺盛な芽を1株あたり1~2本残し、弱い芽を切除した。
シキミ等ほ場の除草作業を省力化するため、地面に防草シート敷設した。
【野菜】
イチゴ、ミニトマトの収穫、出荷調整
イチゴとミニトマトの収穫および出荷調整作業を行い、実践的な研修を行った。
ほうれん草、小カブの収穫、出荷調整
11月には種したホウレンソウ、小カブを収穫し、出荷調整作業を行った。
エンドウ(ウスイ、キヌサヤ)の残渣処理
エンドウ類の残渣処理を行い、作期を通じて行った技術について確認した。