社会人課程 9月の内容を紹介します。
【果樹】
ミカンのマルチ敷設
糖度の高いミカンを生産する目的で、透湿・防水性マルチを敷設した。このマルチは雨水を通さないが水蒸気は通す性質のため、土壌を徐々に乾燥させることができ、糖度が高くクエン酸も適度にある高品質なミカンができる。また光を乱反射するために着色が良くなるメリットもある。
ミカンの防蛾ネット設置
ミカンが着色し始めると、夜蛾類による果実の吸汁被害を受けやすくなり、この被害果は腐敗してしまう。これを防止するため、ミカンの樹にネットを設置した。
ミカンの芽接ぎ
ミカンの苗木生産方法のひとつとして、ミカンの芽接ぎを実習した。
【花き】
ナデシコの摘心、土寄せ
10本前後の側枝を仕立たてるため、ナデシコの摘心を行った。あわせて追肥および土寄せ作業を行った。
宿根カスミソウの摘心
定植18日後の宿根カスミソウの摘心を行った。摘心により、側枝を発生させ、切り花本数を増やすことなどを学んだ。
ストック八重鑑別
ストックは八重咲きの種子と一重咲きの種子が混在する。切り花として価値の高い八重咲きのみを育苗の段階で選別し、一重咲きを抜き取る八重鑑別作業を行った。
ストック定植
八重鑑別(上記参照)を終えたストックの苗をハウス内に定植した。
キンギョソウの定植
11月末の収穫を目標にキンギョソウの定植を行った。
キンセンカの定植
年末から2月頃にかけて、冬場の露地栽培で収穫可能な花の一つであるキンセンカの定植を行った。
【野菜】
キャベツの定植
キャベツ苗を定植するために、研修生がトラクターを操作して、ほ場を耕運して畝づくりを行った。その後、以前に研修生が育苗したキャベツ苗を実習ほ場に定植した。
運搬車のオイル交換
研修生自らが運搬車のエンジンオイルを交換することを通じて、運搬車の構造を理解した。
ハクサイの定植
ハクサイ苗の定植を行い、定植時の水やりについて理解を深めた。
イチゴの検鏡
イチゴ(まりひめ)苗の花芽形成が行われているか、研修生が顕微鏡を用いて自ら観察し、定植適期であることを確認した。
イチゴの定植
実習を通じて研修生が育苗したイチゴ(まりひめ)苗を、高設ベンチへ定植した。