コイヘルペスウイルス病とは

コイヘルペスウイルス病について(お知らせ)

コイヘルペスウイルス(KHV)病は平成15年11月に国内ではじめて発生して以来、現在、全都道府県で確認されています。斃死率が高く、また現在のところ有効な治療方法がないため、養殖場や釣堀等で大きな被害が出ています。
この疾病は、KHVに感染したコイ(マゴイ及びニシキゴイ)との接触や飼育水を介して感染するため、感染魚(又は感染の疑いのある魚)の移動禁止や焼却(又は埋却)処理により、他の水域へのまん延を防止することが重要です。河川や飼育されているコイに不自然な斃死があった場合には、下記の関係機関へご連絡願います。

関係機関一覧
連絡先 住所 電話番号
農林水産部水産局資源管理課(県庁) 和歌山市小松原通一丁目1番地 073-441-3010
水産試験場 東牟婁郡串本町串本1557-20 0735-62-0940
内水面試験地 紀の川市桃山町調月32-3 0736-66-0171
海草振興局農業水産振興課 和歌山市小松原通一丁目1番地 073-441-3385
那賀振興局農業水産振興課 岩出市高塚209 0736-61-0025
伊都振興局農業水産振興課 橋本市市脇4-5-8 0736-33-4930
有田振興局農業水産振興課 有田郡湯浅町湯浅2355-1 0737-64-1273
日高振興局農業水産振興課 御坊市湯川町財部651 0738-24-2946
西牟婁振興局農業水産振興課 田辺市朝日ヶ丘23-1 0739-22-1443
東牟婁振興局農業水産振興課 新宮市緑ヶ丘2-4-8 0735-29-2011

(補足)なお、このコイヘルペスウイルス病はコイ特有の病気であって、コイ(マゴイ及びニシキゴイ)以外の魚や人間には感染しません。また、感染したコイを食べても人体には影響ありません。

(参考)コイヘルペスウイルス病とは(農林水産省消費・安全局プレスリリースから引用)

  • 原因(病原体)

KHV(Koi herpesvirus)と呼ばれるウイルス

  • 感受性魚種

コイ(マゴイ及びニシキゴイ)

  • 症状

行動緩慢、摂餌不良になるが、目立った外部症状は少なく、鰓の退色やびらんなどが見られ、死亡率が高い。

  • 感染経路

コイヘルペスウイルス病に感染したコイ(マゴイ又はニシキゴイ)との接触により感染する。

  • 潜伏期間

2、3週間とされている。

  • 発生状況

(1)外国 イスラエル、英国、ドイツ、オランダ、ベルギー、米国、インドネシア及び台湾

(2)国内 全都道府県

  • 診断法

培養細胞によるウイルス検査およびPCR検査

(補足)PCR検査:病原体の特異的遺伝子を検出する方法

  • 治療法

現在のところ治療法はない。

  • その他

コイ特有の病気であって、コイ以外の魚や人への感染はない。

本病は、持続的養殖生産確保法(平成11年法律第51号)における特定疾病に指定されており、発生した場合は、同法に基づく、まん延防止措置(移動制限、焼却等)の対象となる。

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