高齢者の交通安全について
和歌山県内の高齢者の交通事故状況
高齢者の交通事故を防止するためのポイント
【歩行者】 道路を横断するときは、「横断歩道」を渡りましょう!
やむを得ず横断歩道以外の場所を横断する場合は、見通しの良い場所で、右左の安全を十分に確認してから横断しましょう。
また、信号機が点滅している場合は、焦って横断することなく、次の青信号まで待ちましょう。


【歩行者】 横断歩道は「手を上げて+ありがとう」で安全に横断しましょう!
●サイン
歩行者は、横断歩道を渡る時に手を上げるなどして運転者へ横断する意思を明確に伝えましょう。
●サンクス
停止してくれた運転者に対し「ありがとう」の気持ちを会釈などで伝えましょう。
信号機のない横断歩道では、「手を上げて+ありがとう」で運転者とコミュニケーションをとり、安全に横断しましょう。


【歩行者】 車の直前・直後の横断はやめましょう!
また、車道の斜め横断も大変危険ですので、横断する際は、必ず右左の安全を確認してから、直角に渡るようにしましょう。


【運転者】 身体能力及び認知能力の変化等を自覚して、ゆとりある安全運転をしましょう!
身体能力の変化を自覚しましょう
高齢になると、動体視力や聴力の低下、集中力の持続の低下等により、危険の発見が遅れがちになりますので、車間距離を十分にとって、安全な速度で慎重に運転することが必要です。
また、運転前には体調を確認し、持病や服薬の状況によっては、運転を控えることも大切です。
認知能力の変化を自覚しましょう
高齢になると、複数の情報が入ってきた場合に、それらを適切に処理する能力が衰える傾向が見られるため、思い込みや操作のタイミングのミスなどによる事故を起こしやすくなります。
あらかじめ、地図や道順を頭に入れて運転したり、複雑な交差点を避けたりする配慮が必要です。
★交通安全啓発動画(内閣府)
★高齢運転者のための運転行動チェックリスト(PDF形式 166キロバイト)
★高齢運転者のための脳と体のトレーニング(PDF形式 2,132キロバイト)
安全ゆとり運転(補償運転)について
安全ゆとり運転(補償運転)とは…
危険を避け るため、運転する時と場所を選択し、運転能力が発揮できるよう心身及び環境を 整え、加齢に伴う運転技能の低下を補うような運転方法を採ることをいいます。
例えば…
【運転の制限・選択】
夜間の運転をひかえる
雨の日の運転をひかえる
長距離の運転をひかえる
安全に走行できるルートを選ぶ
安全運転をサポートする車を運転する
【運転前の準備】
時間に余裕を持って出発する
体調を整えてから運転する
車の点検や車内の整頓をする
安全運転をサポートしてくれる同乗者を乗せる など
人は年齢を重ねると身体機能が低下していきます。
身体能力の低下は自動車の運転にも影響を及ぼしますので、安全ゆとり運転(補償運転)を心がけましょう。
また、自身の運転に不安を感じた場合は、(※1)運転免許証の自主返納や(※2)安全運転サポート車への乗り換え、サポートカー限定免許への切り替えについても検討してみてください。
(※1)自主返納の申請方法等については、和歌山県警察HPをご参照ください。
(※2)安全運転サポート車には、先進技術を利用して運転者の安全運転を支援するシステムが搭載されていますが、このシステムは、例えば、一定以上の速度で走行している場合には、適切に作動しない場合があるなどの限界があります。自動運行装置とは異なり、運転者が絶えず周囲の状況を確認しながら必要な運転操作を行うことを前提とした運転支援技術ですので、その限界や注意点を正しく理解し、その技術を過信せずに運転しましょう。
安全運転サポート車の機能等については、 日本自動車工業会作成の動画をご参照ください。
高齢者の交通事故防止のための支援事業
高齢者交通安全出前講座の実施
講座では、職員が高齢者事故の特徴や事故防止のポイントなどについて、わかりやすくご説明します。また、運転シミュレーター等の機器を活用し、みなさんが参加・体験できるものとなっています。
詳細は、和歌山県環境生活部県民局県民生活課(073-441-2350)までお問合せください。
運転免許証自主返納者等に対する支援施策
県内の市町村における運転免許証自主返納者等に対する支援施策は以下のとおりです。
※詳細は記載の各市町村担当窓口までお問合せください。
★県内市町村自主返納者支援一覧(051201時点)
★県内市町村高齢者支援一覧(051201時点)
高齢者交通安全推進事業の実施
- 実施事業
令和5年度 高齢者交通安全推進事業
- 目的
高齢者交通安全推進事業は、高齢者交通安全指導員(シルバーリーダー)のうち、地域の高齢者に影響力のある者等を対象にした高齢者の特性等に応じた交通安全対策の普及を促進するための講習会を開催し、もって高齢者の交通安全のために必要な知識を習得させ、その指導力の向上を図ることにより、地域での参加・体験・実践型の高齢者交通安全教育を継続的に推進する協力者を養成することを目的としています。
- 主催
- 実施日・場所
第1回 令和5年11月23日 和歌山県自動車学校