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掲載内容



育む
次世代の担い手の育成・確保

 持続的に森林を守り育てていくためには、担い手の確保と育成が重要です。
 県では、わかやま林業労働力確保支援センターと連携し、求人情報の提供や体験・研修などを実施して担い手の確保に取り組んでいます。また、従前の農業大学校を農林大学校に改編し、新設した林業研修部では、優れた経営感覚を持つ担い手を育成しています。

わかやま林業労働力確保支援センター
林業に従事する人たちの写真
 林業への就業を希望される方と、担い手を求める林業事業者とのマッチングを効果的に進めるため、厚生労働省の認可を受け、林業における無料職業紹介・あっせん業務を開始しています。お気軽にご相談ください。
わかやま林業労働力確保支援センター・求職者・事業体の図
電話0739-83-2022
ファックス0739-83-2565
ウェブサイト わかやま森の職業紹介ナビ
林業事業者の仕事の紹介や求人の情報などを発信
県農林大学校林業研修部林業経営コース(1年制)
 傾斜伐倒練習機(全国初)や高性能林業機械シミュレーターなどの最新の研修機器を導入して、「最先端林業」を学べる環境を整備しています。
特 色
徹底した個別指導で、チェーンソーや重機などの練習時間も充実
林業に必要な15の資格などを取得
安全教育の徹底
給付金が受けられます(一定要件あり)
選考試験(一次)
日時:7月4日(土)10:00〜
場所:県農林大学校林業研修部(上富田町)
願書受付:6月9日(火)~23日(火)
(17:00必着)
問い合わせ:県農林大学校林業研修部
電話0739-47-4141
インタビュー
平成30年度卒業生 繁野 秀樹 さん

 林業は未経験でしたが、林業労働力確保支援センターの講習を受講後、より知識や技術を習得したくて農林大学校林業研修部に進みました。未経験者でも基礎から学ぶことができ、林業に関わる資格のほとんどを取得できるのが魅力です。また、インターンシップがあり、事業体の作業内容や職場の雰囲気を実際に感じられるので、不安なく就業することができます。
 現在は、育林や造林の仕事に就いています。森林の育成には、長い年月と手間がかかりますが、とてもやりがいのある仕事です。林業に興味のある方は、ぜひ講習や学校で学んでみてください。

繁野 秀樹さんの写真

ご存知ですか
森林経営管理法と森林環境譲与税
森林経営管理制度の図
 森林経営管理法が平成31年4月に施行され、経営管理が行われていない森林について、市町村が仲介役となり森林所有者と担い手をつなぐ森林経営管理制度が始まっています。
 このため、各市町村では、森林をお持ちの方々に森林を管理する意向について、調査させていただくこととしています。(調査方法や調査時期など詳しくは、市町村林業担当課にお問い合わせください。)
 また、昨年度から市町村や県に譲与された森林環境譲与税は、森林整備、担い手の確保や木材利用の促進などに活用し、森林整備の促進を図ることとなっています。


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