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掲載内容



県政最前線 新・紀州林業への挑戦

問い合わせ:県庁林業振興課 電話073-441-2963
県庁森林整備課 電話073-441-2972

森林が県土の4分の3を占める本県は、古くから「木の国」と呼ばれ、スギ・ヒノキなどの優良材の生産地として知られていますが、輸入材の増加や建築様式の変化などによる国産材価格の低迷などから、林業・木材産業は、かつての活気が失われました。

そのような中、戦後植林し育ててきた本県の森林資源は、現在本格的な利用期を迎え、毎年約120万立方メートルの材積が増加していますが、伐(き)って利用されている量は4分の1に満たない状況にあります。

そこで、県では、林業の採算性を高めるため、木材生産を推進する「経済林」と森林の機能を維持する「環境林」に区分しました。それぞれにふさわしい支援の「選択と集中」を行うことで森林資源を最大限に活用し、「林業・木材産業の成長産業化」と「多様で健全な森林づくり」を図るとともに、「次世代の担い手の育成・確保」にも取り組んでいます。

環境林
経済林以外の森林を森林本来の機能を発揮させる「環境林」としています。

区分された森林面積の円グラフ

経済林
運搬用のトラックが走行できる道路から近く、傾斜が緩やかなスギ・ヒノキの森林を「経済林」に選定し、さらに、手入れが進み良質な木材の供給が見込まれる森林を「重点エリア」としています。また、豊富な資源を持続的に活用していくため、伐る・使う→植える→育てるという循環型林業に取り組んでいます。



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