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掲載内容



守る
多様で健全な森林づくり
環境林
森林の写真
貴重な森林の継承
 江戸時代に紀州藩では、「留山(とめやま)」という制度を定め、森林資源の保護や土砂災害の防止などが必要な場所の樹木の伐採などを禁じていました。県では、こうした先人の知恵にならい、貴重な自然生態系を持つ森林の公有林化を図るため、紀の国森づくり税を財源とする紀の国森づくり基金などを活用して「新紀州御留林(しんきしゅうおとめりん)」として永続的に保護していきます。
紀の国森づくり税・紀の国森づくり基金
森林を県民の財産として守り育て、次の世代に引き継いでいくため、議員提案により条例が制定され、平成19年4月から導入。県民の皆さんの理解と協力のもと、納めていただいた紀の国森づくり税の収入は、紀の国森づくり基金に積み立てられ、森林環境の保全や森林と共生する文化の創造に関する施策に使われています。
「企業の森」の推進
企業の森の写真
 企業や団体の皆さんに社会・環境貢献活動や地域との交流活動の一環として、植栽、下草刈りなどの森林保全活動に取り組んでもらう「企業の森」を推進しています。全国に先駆け平成14年からスタートし、令和2年2月末現在、96カ所(約289ヘクタール)で84企業・団体に参画いただいています。さらに多くの企業・団体の皆さんに参画してもらえるよう取組を広げ、社会全体で森林づくりを進めていきます。
 
キノピーのイラスト 5月22日は「わかやま森林と樹木の日」
 森林と樹木を守り育てることについて、県民の理解をさらに深めてもらうため、平成23年に田辺市で開催された全国植樹祭の日を「わかやま森林と樹木の日」と定め、毎年この日の前後に記念行事を行っています。


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