モデル事例集「和歌山のまち女子waccalla」

ワタシを楽しむ生き方

和歌山のまち女子waccalla(和歌山市)

掲載年月 平成28年4月

仕事、家庭以外で自分らしく居られる場所が和歌山にあります。
女性たちが自分の好きなこと、得意なことを持ち寄り、「まちを楽しむ」ことを仕掛けているサークル「和歌山のまち女子waccalla(ワッカラ)」。
30代を中心に集まった女性たちが、どんな思いで活動されているのかお話をうかがいました。

お話をうかがった方
後藤 千晴さん(waccalla 世話人、和歌山大学地域連携コーディネーター)
万谷 絵美さん(waccalla ウェブ担当、ライター)
宮田 尚美さん(デザイナー)
山東 由記さん(造園業自営)
越部 早絵さん(不動産会社勤務)
三木早也佳さん(工務店勤務)

宮田さん、山東さん、三木さん、 後藤さん、越部さん、万谷さんの写真
左から宮田さん、山東さん、三木さん、後藤さん、越部さん、万谷さん

waccalla は、“ りぃぶる” 地域連携事業に採択され平成26年1月に行ったまちづくり講座で、後藤さんがスピーカーとして話し、その参加者と集まったのが始まりです。ルールは決めず各自がやりたいことをSNSで告知し、共感した仲間がその都度集まるというスタイルで、これまでまちの飲食店紹介や、オリジナルレシピのジンジャージュースを地元のイベントで販売する、いちご狩りへ行くなどの様々な活動をしてきました。参加者の一人、万谷さんは「参加者の性別や年齢にはこだわりません。いろんな人が集まれば、アイデアやネットワークが広がり良い形になります。和歌山のまちを紹介する自主制作冊子『waccalla』もそこから生まれ、全国の小冊子を集め展示するイベントにまで発展しました」と紹介されました。

宮田さんは「気づけばwaccalla は私の生活の『スパイス』として存在しています。ここには気張らずにそれぞれの良いところを出し合える仲間がいます」と言い、山東さんは「SNSで誰が発信しているか分かります。親しい仲間がいると分かれば活動に参加しやすく、家族も応援してくれています」と話されました。

仕事以外の活動を続ける理由として、後藤さんは「色々な状況のなかで決まった活動を長続きさせるのは難しい。使命感というより『楽しむ』気持ちを大切にしています。男性は社会のなかで優劣をつけられ生きてきた影響なのか順位にこだわる傾向がありますが、女性は横のつながりをつくることが上手です。私たちの活動が女性の新しいつながりの一助になれば嬉しいです」と話されました。また越部さんは「女性は控えめが良しとされ自分のことを伝える機会が少ないかも。でも誰もがふとしたことで主役になれるチャンスはあります。それは女性にとって自信につながります」とも言います。

仕事や家庭、プライベートのバランスに迷う女性に向けて、三木さんから「20から30代の女性は結婚や出産などで環境が変化しやすい時期。でも周りと比べなくてもいいし、キャリアアップしなければと焦らなくても大丈夫。女性の生き方はひとつではない。自分を肯定してくれる仲間が必要」とメッセージをいただきました。
彼女たちの生き方のベースにあるのは「楽しいかそうでないか」。それは漠然としているがとても大切なこと。こうした自然体での活動が、次世代の女性たちの希望となり、軽やかに人生を選べる社会につながるのではないでしょうか。

(補足)活動については、ホームページ・フェイスブックともに「和歌山のまち女子waccalla」で検索してください。
冊子「waccalla」のホームページ「万町ZINE」もあります。

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