イベントレポート“りぃぶる”語り合い広場「~この表現、モヤモヤするのはなぜ?~  ジェンダーの視点からのメディア・リテラシー」

講座・イベント情報

イベントレポート

講座名

“りぃぶる”語り合い広場「~この表現、モヤモヤするのはなぜ?~ ジェンダーの視点からのメディア・リテラシー 」

開催日時

令和5年9月2日(土)13:30~15:30

場所

御坊市中央公民館3階・研修室3  

講師

波多江 みゆきさん(NPO法人あなたらしくをサポート〔らしーく〕 副代表理事 )
 

内容

 私たちの日常社会には、テレビや新聞・インターネットなどからの多くの情報があふれており、その中には、間違った情報や偏った認識が含まれていることもあります。そこで、メディアの中の偏ったジェンダー描写に気づく視点を身につけるための講座を御坊市と共催で開催しました。

 講座は、参加者28名がグループに分かれワーク形式で進められ、講師からは、何気なく見聞きしている言葉や表現も、固定観念(思い込み)や偏見(決めつけ)、により無意識に植えつけられている(すり込み)ものだと説明がありました。そのため、情報はそのまま受け取るのではなく、正しいものかどうかを自分で考え、確認し、解釈する力が必要であると話されました。自分の価値観や認識を振り返り、間違っていれば変えればいいし、誤解されるような表現はしないこと、表現する前の気づきが大切だとおっしゃいました。

 そこで、男女を題材としたイラストやポスターの表現について、どう感じるか、何が問題なのかを具体的に話し合いました。参加者は、男女を表現するにあたり①性別によって役割や生き方、職業を固定化しない、②性別で優劣を決めず平等な視点をもつ、③女性の外見を人目をひくための道具にしていないかチェックする、④性別でパターン化しない、などの視点を持つことが重要だと学びました。さらにより良い表現のためには、女性と男性を対等な関係として表現すること、「性」を意識するのではなく、人権、人格を尊重し表現すること、伝えたい内容に沿った表現をすること、などの視点に立つことも大切だということを学びました。

 最後に、講師は、「私の人生の主役は私であり、相手やメディアにコントロールされるものではない。おかしいと思った時は言葉でNOと言わなくても、首を傾けるだけでその場の空気は変わる」と話され、「時代はどんどん変化している。知ること、気付くことが大切。言葉の使い方ひとつで相手を傷つけていることを忘れず、自分も相手も大切にしましょう」と結ばれました。

 参加者からは、 「自分自身の考えが固定されていることがあらためてわかった」「イラスト・ポスターについて、特に不思議に感じなかったことを視点を変えることで気づくことができてよかった」などの感想をいただきました。 」

          講師 会場    

              波多江 みゆき さん           会場の様子

   

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