イベントレポート「みんなに男女共同参画」提案事業 思春期の性を親子で学ぼう~知ることで自分をもっと好きになる~

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講座名

みんなに男女共同参画」提案事業 思春期の性を親子で学ぼう~知ることで自分をもっと好きになる~

開催日時

①令和3年12月19日(日) 10:00~11:30

②令和4年 1月23日(日) 10:00~11:30

場所

①和歌山県男女共同参画センター 会議室C

②和歌山県男女共同参画センター 会議室A(参加者はオンラインでの参加)

企画・運営

SAYHELLO.WAKAYAMA

内容

 二次性徴によって体つきが変化し、揺れ動く心と向き合う思春期を迎える小学校高学年を対象に、親子参加の連続講座を開催
しました。

 第1回目は、7組の親子が参加されました。

 前半は、自分の体を知るところからスタートしました。人間という生物の殻を科学的に理解するため、性器の名称、男の子の射精、女の子の月経といった体の仕組みについて講師の眞砂さんよりお話がありました。

 後半は、様々な生理用品を紹介した後、生理用品別(ナプキン、オーガニックコットンナプキン、タンポン)の吸水実験を行いました。紙ナプキンや布ナプキン、タンポン、吸水ショーツ、月経カップ等、生理用品の選択肢は、近年随分多くなり、自分のライフスタイルに合わせた快適な月経期間を送ることができるようそれぞれ工夫されています。生理用品に初めて触れる子供もいて最初はおそるおそる扱っていましたが、吸水実験が始まると、「めっちゃ吸う!」「オーガニックコットンナプキンは(肌あたりが)気持ちがいい。」と違いを感じていました。ナプキンの片付け方やマナー、月経前、月経中の体調や気持ちの変化への対応方法も紹介し、保護者からは「生理用品の使い方を教えたいと思っていて、なかなか出来ずにいたので、丁寧に教えてもらえてよかった。」、子供からは「お母さんが生理になっていたら、自分でもできることを考えようと思った。」、「いつ始まるか不安だったけど、これを機にお母さんに色々聞いてみたい。」という感想が寄せられました。

 第2回目は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、対面での開催を中止し、急遽オンラインでの開催となりましたが、5組の親子が参加されました。
 ワークブックを使用し、まず、第1回目の講座で学んだ男女の体の仕組みを復習しました。その後、講師の眞砂さんは、「様々な変化に親子で戸惑うこともある思春期。保護者はどのように伝えよう。伝え方に悩んだり…。子供はみんなと違うことが気になったり、そう思っているうちに体も心もどんどん成長し、反発したり敏感になったり。自分でもコントロールできない感情の変化は、大切な成長の過程、自立心のあらわれであることを知っておいてほしい。どの気持ちもぼく・わたしであり、思ってはいけない感情はないんだよ。」と優しく寄り添ってお話されました。
 次に「性」のつく言葉を考えてもらいました。男性、女性、性別などたくさんの言葉が出ました。性という文字は、りっしんべんに生きると表記され、心を持って生きる、自分らしく生きるという意味があります。また、「自分らしい性(セクシュアリティ)とは何か」を考えるワークも行いました。性には4 つの顔(からだの性、こころの性、好きになる性、表現する性)があり、それぞれがグラデーションのようになって変化するもの。それを決めるのは自分で自由であること、変化することもあれば、ずっと同じこともある。からだとこころの性が違うこともあるということも伝えながら、それぞれが自分らしい性のあり方について考えてもらい、ワークブックに記入してもらいました。
 最後はグループに分かれて、保護者も一緒に「男の子らしさ・女の子らしさ」について考えました。ランドセルの色選びや髪の長さ、女の子らしい・男の子らしい仕草など、日常で出会う事例を各グループで発表しました。
 保護者からは「性の話を通じて、子供がどんな事を思ったり、考えているのかが少し分かりました。」、「自分が子供のころは 性的なことは隠すこと、恥ずかしいことと何故か感じていて、しっかり話を聞いたことがなかったように思います。これから(子供が)思春期を迎える時期に良い機会でした。」、子供からは「自分の好きだという気持ちが大切だと思った。」という感想が寄せられました。
 
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                   講座の様子

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